新型コロナウイルス感染症にもやっと明るい報道が増えてきました。
秋から春にかけて半年間庭を彩ってくれたビオラも花色が濃くなりもう終盤です。
代わりに初夏の花が中庭の主役になってきました。
イブキジャコウソウ
伊吹麝香草 シソ科イブキジャコウソウ属
昨春侘助の根元に植えたイブキジャコウソウはピンクのカーペットになりました。
予想したよりイブキジャコウソウの色が濃くてカラフルになりすぎました。
来年からは黄色のビオラはここには植えません。赤いヒューケラは移植しましょう。
葉が見えぬほど花が咲いています。
端っこに白花が混じりました。
塀際に植えたオダマキは1年でこんなに殖えました。草丈約50cm。
オダマキは日本に自生するミヤマオダマキ(草丈10〜25cm)を改良した園芸植物です。
カルミアは赤や白もありますがやはりこの色が好きです。
園芸店ではカルミア、つくば植物園ではアメリカシャクナゲと表示されています。
金平糖のような蕾が楽しい。
チョウジソウ
かって日本の川岸や原野に生えていたチョウジソウも絶滅が案じられるようになりました。
ここでは1年でこんなに殖えましたが、アメリカに分布するヤナギバチョウジソウとの違いがよくわかりません。ヤナギバチョウジソウの方が葉が細く、草丈も大きいそうです。
キョウチクトウ科の花はいつも外からは構造が見えません。
ゲラニウム・サンギネウム
別名:アケボノフウロ(曙風露)
白色・やや濃いピンクもありますが、この色が好きで前の庭にも植えていました。
フウロソウの中では最も暑さ寒さに強く、葉もよく繁ります。
オンファロデス・リニフォリア
和名:ヤマルリソウ(山瑠璃草)稀に淡青色の個体も見られるそうです。
昨春、花友達のブログによく出てくる「オンファロデス」の苗を見つけました。
よく咲いて零れ種で今年は自生しました。でも育ったのはたった1株です。
葉も白っぽく優しい感じです。
花はワスレナグサに似ていますが純白です。
蕾はわずかにピンクがかっていますね。
オンファロデスの omphalo はラテン語で「臍の」の意味。
花の中心かと思ったら種子が似ているからだそうです。
コバノタツナミ
別名:ビロードタツナミ
花友さんからいただいたこの花はタツナミソウだと思っていたのですが、図鑑とちょっと違います。草丈は20cm未満(タツナミソウは20〜40cm)。
葉の鋸歯もコバノタツナミは5〜6対(タツナミソウは7〜14対)。
伊豆半島以西に分布するとありますから、ちょっと越境してしまったようです。
でも大丈夫、つくば植物園にもあるようですから。
朝からの雨がやっと上がりました。
つくば植物園も昨日から再開しているようです。また忙しくなります。