厳冬の1月、緊急事態宣言も出て自粛の日々です。
こんな時は過去の写真を整理しましょう。まず庭に来た鳥から始めました。
鳥たちのお気に入りは「つくばい」、水を飲んだり水浴びしたりしに来ます。
それを居間のガラス戸越しにパシャリ。
つくばいまでは7m弱、標準レンズのオート撮影では無理とわかっていても出来るだけ拡大してアップします。
全長約14.5cm (スズメと同じくらい)。
シジュウカラの気になる写真がありました。
2020年8月10日。
1羽のシジュウカラがつくばいに来て、水浴びしたそうなのになかなか水に入りません。
整理中、ふと幼鳥ではなかったかと思いつきました。
全体的にシジュウカラの成鳥に見られるシャープな印象がありません。
頬の当たりや腹部は白色というよりクリーム色で全体にぼっこりしています。
ふつうウグイス色に見える背上部も黒っぽく見えます。
竹筒から飛び降りようとしてためらいました。
もう一回り。
やっと水に入りました。でも下を見ながら歩いています。
さあ もう一度!
お腹を水につけましたが、これでは水浴びとはいえませんね。
一般に水浴びではしぶきが飛び散ります。
あーあ、ぬれちゃった!
どうしよう? ビショビショ。
トホホ。
もう一度入ろうか? やーめた。
2020年10月15日。
きれいなシジュウカラ、これが成鳥の姿です。
顎の周りは真っ白、背部のウグイス色や尾部の紺色が美しい。
あら、右上にもう一羽。カップルでしょうか?
近くの息子の家には昨年から巣箱がかけてありますが、まだ空き家です。
私も愛知の庭には友人からいただいた巣箱を二つ懸けていましたが、シジュウカラはほとんど見かけることさえなく空き家のまま終わりました。
2020年2月のこんな写真もありました。
つくばいの南東、隣家のカリンに止まったシジュウカラ。
喉から尾羽基部にかけての黒い縦線はネクタイと呼ばれ、雄は太く、雌は細いと。
これは太いネクタイの堂々たる雄!
あ、飛びました!
かって野鳥観察会の初歩の会でシジュウカラは「ツツピー ツツピー」と鳴くことを教わりましたが、実際にはもっといろいろに聞こえます。
実はシジュウカラには単語を組み合わせて文にして仲間に伝える能力があるそうです。
2017年京都大学の鈴木俊貴生態学研究センター研究員らの研究グループはシジュウカラが文法のルールを当てはめることで、初めて聞いた文章(鳴き声の組み合わせ)であっても正しく理解できることを報告されました。
シジュウカラは鳴き声を文法に従って組み合わせ、文章をつくることが知られるヒト以外で唯一の動物だそうです。