ユウスゲの咲く頃

ユウスゲ

 夕菅   ワスレグサ科ワスレグサ属の多年生草本

 学名:Hemerocallis citrinai var. vespertina

 

今年もユウスゲの咲く頃になりました。

この庭には初め3ヶ所にユウスゲを植えましたが、樹木の成長と共に日陰が多くなり、東と中央のは成長不良になったため家庭菜園に移植しました。

家庭菜園の維持も年々厳しくなり、むしろ野草スペースにしようかと思っています。

ユウスゲ移植は大成功、予想通り今年は早々と元気な花が咲きました。

 

6月22日 17:12

この日は10花開きました。

ユウスゲの花は夕方4時くらいから開き始め、翌朝萎みます。

その間に夜活動する昆虫によって受粉、結実します。

花殻は2−3日、残存するため写真を撮るには邪魔、指で引っ張って取りました。

でも右中央に2つ花殻が残っていますね。

これは受粉成功した花、花殻を引っ張っても取れません。子房保護のためでしょうか。

子房は日々膨らんで種子ができます。

 

6月29日 17:37

花の多くは夕陽が沈む西の方に向いています。

この日も花殻を取った後の撮影です。右下にキュウリの蔓が伸びてきました。

 

タイマツバナ

 松明花  シソ科ヤグルマハッカ属の多年生草本 

 別名:モナルダベルガモット

 学名:Monarda didyma

 原産地:北アメリカ 

 一般に園芸店では「モナルダ」の名で販売され、赤・紫・ピンクもあり。

 

木塀沿いの痩せ地でもよく茂ってたくさんの花を咲かせています。

 

オウゴンオニユリ

黄金鬼百合 オニユリの変種 ユリ科ユリ属の多年生草本

学名: Lilium lancifolium var. flaviflorum

分布:対馬のみ

 

これは2021年7月15日2023年7月17日のブログに書きましたが今年はやや不作でした。

株下にどっさりホタルブクロが侵入・繁茂し養分を横取りしたからです。

でも下の方にはムカゴがたくさん育っています。

 

ナツロウバイ

夏蝋梅   ロウバイ科の落葉低木

  学名:  Sinocalycanthus chinensis

  中国原産(中国名 「夏梅」シャラメイ)

 

2018年園芸店で苗を見つけて植えましたが、なかなか大きくはなりません。

でも毎年少しづつ花や葉が増え、実もできています。

 

厚い花弁にはシミが出やすいのですがこれはきれいに咲きました。

 

ナツロウバイは愛知の庭では30年くらい前にカタログ通販で購入、毎年賑やかに咲きました(夕菅の庭 2011-6-2)。

こちらではつくば植物園に大株を見つけました。さすがつくば植物園です!

 

6月の前庭

樹々がうっそうとしてきました。

左から侘助・タイワンツバキ・シャクナゲモドキ(ロドレイア)・マルバノキ・ジョウリョクヤマボウシ

中央はアナベルの大輪。その左は自生のモミジアオイ、右端がナツロウバイ

 

今夕、アナベルの後ろのユウスゲが初開花、ヤマユリも近々咲きそうです。

 

2021年ゲラニウムを5種植えました。

やはり一番丈夫なのはゲラニウム サンギネウム。

 

こちらはゲラニウム サンギネウムの白花。これも今年は大株です。

オレンジ色はビオラ

 

シモバシラの株下にはホタルブクロが「ひとりばえ」。

ヤマアジサイアスチルベに「こんにちは」。

 

ナツツバキ

夏椿 ツバキ科ナツツバキ属の落葉高木

学名:Stewartia psedocanellia

別名:シャラノキ(沙羅樹)

分布:宮城県福島県新潟県以西の本州、四国、九州、朝鮮半島

 

今年もたくさん花が咲きました。

 

朝咲いた花は夕方落花し始めます。

まだ美しいまま落ちて名残惜しいこともしばしば。

 

誰かが花を一列に並べました。

そこへやってきたのはコーギーのチャーリー。

「僕は野菜も大好き。畑のアスパラ・カブ・キュウリ・ミニトマト、皆おいしかった!」

でもこれは匂いを嗅ぐだけにしよう。