年末のつくば植物園2024

12月26日 好天に誘われ「つくば植物園」に行ってきました。

2018年秋以来7年目、年末に行くのは初めてです。

11月11日黄金色に輝いていたプロムナードのメタセコイヤトチノキはすっかり葉を落とし、通路の落ち葉も掃き清められています。

 

ロウバイの葉の一部ががまだ落ちずに黄葉していました。

 

よく陽が当たるところでは早くも開花していて驚きました。

私の庭のロウバイは2株ともまだ蕾です。

 

真っ赤な実は何でしょう?

コトネアスター Cotoneaster

バラ科コトネアステル属の常緑低木(観賞植物)

コトネアステル属はヨーロッパからアジアの温帯地域を中心に約50種が分布。

ピラカンサ(トキワサンザシ)と近縁です。

 

6月に白い花が咲きます。

 

花はサンザシに似ていますが棘がなく葉は全縁。

 

真っ赤な葉はジューンベリー(カナダザイフリボク)。

花も実もある庭木でしたが、私の庭では大きくなりすぎ、その上「モンクロシャチホコ」の幼虫が毎年出現するようになって伐採しました。

 

まだツワブキの花が咲いていました。

我が家のツワブキはもう全て咲き終わっていますのに不思議です。

 

いつもカルガモやカモが泳いでいる池も閑散としていました。

右の方の常緑樹の影になるところはまだ氷が残っているようです。

 

橋の左側の池は枯れ草で覆われているように見えます?

 

実はこれがミツガシワの冬姿なのです。

yuusuget-tsukuba.hatenadiary.com

力強そうな緑色の茎が活動の証。早い花は3月末に開花します。



この優しい紅葉はユキヤナギバラ科)でした。

 

 

イソギクは寒さに強いですね。

 

これは何でしょう?

 

カシノナガキクイムシによるナラ枯れの予防措置でした。

ピンを刺してある所が虫の穿入孔でここに薬剤を注入してあるそうです。

 

2002年以降、ミズナラ・コナラが枯れるナラ枯れ新潟県辺りから発生。

2011年には30都府県に拡大し、2020年茨城県にも確認されました。

2021年つくば植物園でも少数例発生、幹にビニールシートが巻かれていました。

薬剤注入は今年初めて知りました。

 

ウメの蕾が膨らむ和風庭園では寒椿が満開、松と共に迎春の準備完了です。

園の入り口では職員の方が3人がかりで門松製作中でした。

「来年は良い年になりますように」。