4月26日絶好の日和に誘われて植物園に向かいました。
この日は「さくらそう品種展」の最終日、クレマチス園も開いているので混雑が予想され、電動車椅子ではなく徒歩で行ける範囲を見るだけにしました。
先ずは広場のベンチで軽食。
日蔭を求めて行ったクスノキの大木の近くに新たに植えられた落葉樹がありました。
何と早くも開花! ちょうど見頃の「キモクレン」でした。
キモクレン
黄木蓮 モクレン科の落葉大木
学名:Magnolia acuminata
自生地:北アメリカ東部
近くにハクモクレンの大木があり、それについては2021.3.17.に記載しました。

ハクモクレンの花は葉が出る前に開花、シモクレン(紫木蓮)は葉と同時に開花しますが、このキモクレンは葉の展開後に咲きます。

若くて青い集合果がキュウリに似ていることから英名は cucumber tree 。

この花は花被片がめくれて「螺旋状に並ぶ雄蕊とその上の雌蕊」が見えていました。

ハンカチノキ
ハンカチノキについては2019.5.21.の記事に書きましたが、高木で風に揺られやすく雌花を写すことができず残念に思っていました。
ところがどうでしょう! いつの間にかここに若木が植えられ目の高さに花がありました。

乳白色の2枚の苞葉の真ん中に頭花。

頭花の左下部に雌花が見えました(矢印↑の先)。
忘れていた宿題が果たせました!

ロサ・バンクシアエ’ルテスケンス’
学名:Rosa banksiae lutescens
バラ園には大株の黄色い薔薇が満開でした。

検索するとこの八重品種を植えている所は幾つも見つかりましたが一重は少ないようです。

エキウム・ウイルドプレッテイイ
ムラサキ科の多年草
学名:Echium wildpretii
原産:地中海カナリー諸島(スペイン)固有種
教育棟の西口にたくさんの鉢植えが並んでいました。
植物園の「みごろの植物 第1066号」によればこれらは「宝石の塔」のニックネームを持つ植物で、高さ3mにも伸びて45,000個の花を咲かせることがあるそうです。
火山の標高1300〜2000mの乾燥地に自生し、種子から2年間かけて成長し開花。
開花後は種子で存続するというたいへん珍しい植物です。

高さ2〜3mの茎に長さ20cm程の葉と直径1cmほどの赤い花が密につく。

直径1cmほどの赤い5弁花。
ミツバチが興奮して飛び回っていました。

熱帯資源植物温室の壁近くに エキウム・ウイルドプレッテイイ が地植えで育っていました。
今年新たな実験だったようですが、−5℃にもなるつくばの屋外で無事越冬して花が咲き始めていました。

咲き始めたばかりの花は赤1色です。
咲き終えると紫色になるのでしょうね。
銀白色の葉も太い茎から直接出て初々しい。
Wikipediaによれば「1980年高林成年(1993年より京都府立植物園園長)がコペンハーゲン大学植物園より種子を譲り受け、京都府立植物園の田中寛幸に栽培を委託。田中は試行錯誤の末に京都の戸外でできる栽培体系を確立した」と。

「さくらそう品種展」
今年も伝統のさくらそう展が開催されていました。
これについては2023年4月30日の記事にしましたから今回は見るだけにしました。

年をとるにつれ、野生種が気になります。

無弁花
1株、花が咲いていない鉢がありました。開花終了?
すぐ近くに立っていらした年配のボランティアの方にお尋ねすると、「無弁花」ですと。
なるほど鉢のラベルにも「無弁花」と。

よく見るとそれぞれに雌蕊の柱頭が見えました!
葉は生き生きと元気に育っています。
またサクラソウ愛好家の研究心の深さに感じ入りました。
追加
サクラソウには柱頭が葯より高い位置にある長花柱花と葯より低い短花柱花があります。この花は長花柱花、花弁がない柱頭が葯より高く突出しているのがよく見えます。

毎年出入口で愛好家が育てられたサクラソウの苗の販売があります。
今年はまだ苗が残っていたのでまた2株購入しました。
うちの庭で育ってくれたら幸いです。