夕菅
学名： Hemerocallis citrinai var. vespertina
ユウスゲは私のブログのタイトル（夕菅の庭・夕菅の日記）の花、新しい庭にも移植したいと思っていました。
しかし愛知県の庭のユウスゲにはアブラムシが沢山付いていましたから、友人が自分の畑で育てた健康なユウスゲを後から送って下さることになりました。
３か所に植えたユウスゲは無事冬を越し、３株とも蕾ができて２株は開花中です。
午後4時ころより開花。葯も順に開いてオレンジ色の花粉が見え始めました。
今年は雨が多く、止んだ時は風が吹いて写真が取り辛い。
でもこれで「夕菅の日記」も裏付けが出来ました。
この日は３花開花。朝にはしぼむ一夜限りの花です。
幸せなひとときも束の間、またまたアブラムシを３株全部に発見、愕然としました。
愛知県で悩んだのと同じく キスゲフクレアブラムシ です。
小さな幼虫から羽のある成虫までサイズもまちまち。
大きなお腹の有翅型のメス。
大小様々な幼虫は色も様々、ロウ状物質で覆われると白く見えます。
こんなに小さいのに白い幼虫もいます。
このアブラムシは一体どこから来たのでしょう。
ようく見ると茎にも幼虫の集団を見つけました。
拡大してみると左の葉にもおそらく幼虫が残したであろう小さい褐色のしみがたくさん付いています。
今年のアブラムシはまだ少ないので手指やピンセットで簡単に除去できました。
とにかく今年は見つけ次第捕ることにしましょう。
送って下さった友人は肥料をたっぷり与えればアブラムシは出ないといわれます。
初めが肝心、施肥と観察で様子をみましょう。
山百合
学名：Lilium auratum（ auratum =「黄金色の」）
分布：東北地方から近畿地方に自生。北海道・四国・九州には栽培品が野生化。
花期：7月
ヤマユリはユリの王様と言われるように最も豪華なユリです。
昨秋、花友達にいただいた球根が4月に発芽、２株とも大きく育って開花しました。
初めに咲いたのは東庭のヤマユリ、これは３輪目が開花したところです。
直径20cmを超える大輪が横向きに咲きます。右はクレマチス。
最後は４輪揃い咲き、辺り一面に芳香が漂いました。
一足遅れて中庭のヤマユリも元気に開花。
最後はこちらも４輪揃い咲き。さすがに王様の貫禄です。
今年は栄養も陽当たりも良い位置でたくましく育ちました。
長雨のおかげで水遣りも不要になり、庭の植物たちはしっかり根付いたようです。
花冠の内側のオレンジ色の編模様も斬新です。
