熱帯資源植物温室では「世界の美しいラン」というタイトルで愛好団体の方々が丹精込めて育てられたランが展示されました。
3月12日は好天で園内も混雑して写真も撮りにくく、今回のブログには割愛しようかと思いましたが、思い直して一部を並べて記録します。
通路左側には華やかなウェルカムフラワーのカトレア2種の次は大株のデンドロビウム。
右側の列にはカトレアなど艶やかな鉢が並んでいました。
何とたくさんの花を咲かせていることでしょう!
植木鉢から溢れそうなたくさんの太い茎、針金で束ねられています。
分布:オーストラリア東部。
優しいクリーム色の花です。
1本の花茎に100〜200輪咲くとか。
咲き始めは白〜薄いクリーム色で初々しい。唇弁に赤っぽいドット。
デンドロビウム ファーメリー
Dendrobium farmeri
房咲きタイプのデンドロの原種。
デンドロビウム ハーベヤナム
Dendrobium harveyanum
側花弁と唇弁は髭根のような繊毛に覆われています。
エランギス ルテオアルバ
Aerangis luteoalba
下垂する花茎に赤い蕊中が目立つ白花をつける。
分布:アフリカ熱帯に広く分布
レリア カトレア サンタ バーバラ サンセット
Laelia c.Santa Barbara Sunset'Show Time'
背が高くサーモンピンクの花が美しい。
クロウエシア レベッカノーザン ’ミッカビ ’
Cl.Rebecca Northen'Mikkabi'
花がシナモンのような香りがするそうです。
バンダ コエルレア
翡翠蘭
Vanda coerulea
1837年ウイリアム・グリフイス がインドのカシア高地で発見。
原産地:タイ北部
バンダ ラメラタ ボクサリー
Vanda lamellata var. boxallii
原産地:フィリピンルソン島
(母種のバンダ ラメラタはコウトウヒスイランと呼ばれ尖閣諸島魚釣島にも自生)
アングロア ユニフローラ
Anguloa uniflora
分布:ペルー中央部
英名:swaddled babies orchid(おくるみの赤ちゃん蘭)
思わず頬が緩みます。
ディネマ ポリプルボン
Dinema polybulbon
極小型のバルブに小さな2枚の葉を付け、その中央から小型の花を開花させます。
分布:南米
セロジネ インターメディア
Coelogyne intermedia
ヒマラヤのセロジネ・クリスタータと東南アジアの高地に咲くセロジネ・マッサンゲアナの交配種。
かってランを育てている友人からラン学入門種と言っていただきましたが、これすら枯らして、ランは諦めました。
この株は葉も美しく、たくさんの花が豊かに咲いています。
セロジネ コビアヌム
Coelogyne cobianum
原産地:フィリピン
2022年まではデンドロキラム属に分類されていたようです。
細い花茎が長く垂れ下がり、2列に並んだ花が50個も着きます。
ブラサンセ・アイランドスターズ
Brassanthe Island Stars
栽培種 Brassavola Little Stars x Brassanthe Maikai
カトレアの仲間 2008年交配
リカステ
Lycaste virginalis
学名はトロイの最後の王プリアモスの娘Lycasteに由来するとか。
3枚の萼片が大きく発達。
原産地:グアテマラ以南の中米・南米太平洋側
表彰台
この温室には茨城県の3つのラン愛好団体(つくば洋蘭会・水戸市植物公園蘭科協会・らん友会龍ケ崎)の方々の作品が並びました。
最上部中央はつくば洋蘭会の斎藤正博さんのカトレアです。
ランは今まで敬遠気味でしたし、学名表示が難しく、誤りがあるかもしれません。
間違っていましたらどうぞ教えてください。