つくば植物園 20260223 

厳しかった今年の冬もやっと和らぎ、2月23日は最高気温22℃に達しました。

普段は月曜休館のつくば植物園も祝日でオープン!

午後思い切って「自宅から電動車椅子Whillで植物園往復」を試みました!

この路は筑波大学内の「徒歩〜自転車専用通路」を通ります。

Whillの最高速度は時速6km、夫は自転車で時々待ちながら伴走してくれました。

大学内のスーパーカスミの前で方角がわからなくなって立ち往生。

↓  やっと最後の直線道路に出ました。左の森は筑波大学、正面突き当たりが植物園です。

道端にはドングリの実が積もっていました。

 

最後の交差点を渡るとつくば植物園正門。

このWhillで40分かかって到着しました!

正門前、下はシャクナゲ、上はカワヅザクラです。

 

カワヅザクラはまだ2分咲きくらい? 昨年より遅れています。

受付はWhillに乗ったまままま入場可。

65才以上無料ですが私達は毎年「みどりのパス」を購入し、これを見せて通過します。

 

日本庭園のウメは紅白見頃でした。


この日は西側の春の小路へ行ってみました。

白梅が満開でしたが、生憎すでに西日になって逆光で映えません。

 

ウ メ

バラ科アンズ属の落葉高木

学名:Armeniaca  mume(  ←Prunus  mume)

原産:中国西南部

中国では紀元前2000〜4000年頃から食用や薬用、観賞用として栽培。

日本では万葉集に初めて登場することから7世紀後半に渡来したのではと推測されています。

 

703年 大伴旅人(太宰府の長官)観梅の宴にて。

  我が園に梅の花散るひさかたの天(あめ)より雪の流れ来るかも

万葉集にうたわれたウメは全て白梅だったそうです。

901年菅原道真が太宰府に左遷される時詠んだ歌は庭の紅梅に名残を惜しんで詠んだ歌といわれています(拾遺和歌集)。

  東風吹かば匂ひおこせよ梅の花あるじなしとて春を忘るな

 

西の花壇にも落ち葉の中からフクジュソウ(フクジュカイ?)が開き始めていました。

でも私の庭より少ない。様々な落ち葉が重なっていますね。

 

オオユキノハナ

ヒガンバナ科マツユキソウ属の多年草

別名:ジャイアント・スノウドロップ

学名:Galanthus eiwesii

こちらの私の庭にも植えたのですが、消えてしまいました。

 

スイセン ’アーリーセンセーション’

ヒガンバナ科の栽培品種

学名:Narcissus 'Early Sensation'

愛知ではこれが春の到来を告げる花でたくさん咲きました。

 

プリムラ・ブルガリス

サクラソウ科の多年草

Primura vulgaris

分布:ヨーロッパなど

別名:プリムローズ

これは園芸種だと思っていたのですが原種のサクラソウなんですね。

うちの庭にも植えてみましょう。

 

ヘレボルス・クロアティクス

キンポウゲ科Ranunculaceaeの多年草

学名:Helleborus   croaticus

クロアチア原産のクリスマスローズの原種

草丈は低くても花数多く床上げ花壇で元気に咲いています。

 

ヘレボルス・デュメトルム

キンポウゲ科Ranunculaceaeの多年草

学名:Helleborus   dumetorum

ヨーロッパ中部から東部に自生するクリスマスローズの原種

 

地植えのヘレボルス・オリエンタリスはまだこれからです。

 

今回はWHILLで往復することが目的でした。

画像はまだ残っていますが、このところ身内・友人などから長電話多く、編集時間切れになってしまいました。脚のみならず脳の老化のためブログ作業も捗りません。

今回はすでに遅刻、ここまででアップしましょう。

雪の日の庭 2026.2.8〜9.

立春が過ぎてから寒波到来、雪の少ないつくばにも13cmの積雪を残しました。

これは2018年9月つくば転居以来最高の記録です。

2番目は2022年1月7日の8cm。

今年は北海道から裏日本に記録的豪雪、痛ましい報道が続きました。

 

2月8日朝8時:昨夜からの雪で庭は一面の銀世界。最深積雪:13cm。

この日は最高気温:ー0.3℃、最低気温:−5.0℃

翌9日は最高気温:8.5℃、最低気温:−8.5℃

 

常緑樹(白侘助)に積もる雪。

 

落葉樹(ナツツバキ)に積もる雪。

 

8日昼過ぎには雪も止みましたから庭を一周。

咲いたばかりのロウバイが厚化粧。

 

東のクリスマスローズは雪の下。

 

左のシロバナトキワマンサク(常緑樹)にも右のソヨゴ(常緑樹)にも雪が積もっていないのに、落葉樹のドウダンツツジにほっこり雪が積もっています。

 

その下でビオラが泣いているよう。

 

北のシモバシラ。雪の日には霜柱は見えません。

 

昭和侘助の葉に積もった雪は結晶にまで至らず解けたよう。

 

昨年植えたクリスマスローズ「氷の薔薇」は流石に雪にも強そう。

まもなく開花しそうです。

 

愛知の庭から移植した大株も健在です。

 

7日の夕方、ナツツバキに見慣れない鳥が次々と舞い降りました。

急いでガラス戸と網戸越しにスマホを向けましたが、飛び立った鳥も多く、半分くらいしか写っていません。はて、この鳥は何でしょう?

・・・・・ムクドリのようですね。

 

前日(2月6日)も寒かったのに朝からつくばいで水浴びをする鳥が多かったのが不思議でした。メジロシジュウカラの混浴。

 

ジョウビタキの雌の水浴びも初めて見ました(この2枚もガラス戸越し)。

 

翌2月9日11時32分、踏まないように残した雪も徐々に解けていきます。

コーギー犬のチャーリーは8日は本宅の庭で大はしゃぎ、疲れたのか9日はこちらではおとなしくしていました。

 

この雪の日、2月8日は何と総選挙の日。

積雪が予想されたので息子達に同行して前日市役所へ期日前投票に行きましたが、会場は延々と長蛇の列、係員が杖を見つけて私だけ優先していただけて助かりました。

真冬のつくば植物園 2026.1.

天気予報を見ながら選んだ1月18日(日)、つくば植物園へ行ってきました。

生憎プロムナード方面は剪定や園内工事のため通行禁止。

東の日本庭園から電動車椅子WHILLで出発しました。

年々大きくなるウメがもう2〜3分咲き、ここのウメは3月まで楽しめます。



ワタの実

綿   アオイ科ワタ属の多年生草本(栽培種は1年草が多い)。

原産:世界各地の熱帯や亜熱帯

 

野菜畑がある「温帯資源植物東」にワタが栽培されていたのですね。

花は見逃していて、この日は白い綿がたくさん風に揺らいでいました。

 

ワタの起源:中心地は熱帯アフリカのようです。

有史以前にアフリカで栽培化されたワタは4000〜5000年前にインドに伝播し、アジアワタと総称される系統に分化しました。

アジアワタにはキダチワタ(インドを中心に栽培)とシロバナワタ(アラビア半島から中近東を中心に栽培)があります。

キダチワタから出来た1年草のワタが中国に伝わってナンキンワタの系統となり、日本にも渡来したようです。

アジアワタは綿毛が小さく紡績には不向きで布団綿などに用いられています。

一方アメリカ大陸では紀元前3000年ころからペルーワタ(多年生)が栽培されていましたが、18世紀にカイトウメン(海島綿)やリクチメン(陸地綿)という早生で1年生の高品質のワタが生まれました。

18世紀にアフリカ北部にもたらされたカイトウ綿は改良されてエジプトワタとなり、これらが現在の世界の主要な栽培ワタとなっているようです(朝日百科植物の世界参照)。

 

 

オクラのような花が咲くようですが、まだ見ていません。

 

褐色の綿ができている株もありました(いずれも品種不明)。

 

毎日木綿に触れながら、ワタについて無知だったことを自覚、初めて成書を開きました。

今年は花も見られますように。

 

イイギリの実

 飯桐 ヤナギ科イイギリ属

道端に赤い実がたくさん落ちていました。

2020年11月28日 感激して見上げたイイギリの実です。

 

カワラタケ

瓦茸 サルノコシカケ科タマチョレイタケ属

学名:Trametes   versicolor

 

イイギリの実の近くの倒木に黒い花が咲いている?

いいえ、これは「カワラタケ」というキノコでした。

 

カワラタケは人里から深山に至るまで最も普通に見られるキノコの一つだそうです。

広葉樹の枯れ木に多数重なり合って発生し、半円形の傘は強靭な革質、表面には黒色、濃青色、褐色の同心円状の模様があります。

 

ツルマサキ

森を抜けて明るい低木林に出ると途端に元気な鳥の声!

メジロの群れがツルマサキの実を食べていたのです。

そこへWHILLが近づくとサッと鳥の影が消えました。

葉蔭に隠れて私が通過するのを待っているようです。

 

紅い実ははち切れて中から朱色の種子がのぞいていました。

 

久しぶりに絶滅危惧植物温室へ入ってみました。

 

バイカオウレン

梅花黄連   キンポウゲ科オウレン属の多年草

学名:Coptis  quinquefolia

早くもバイカオウレンが満開でした。

この花は連続テレビ番組で牧野富太郎博士が愛した花として紹介され有名になりました。

愛知でも冬が越せませんからやはりつくばでの地植えは無理です。

 

カンアオイの仲間

この日、たくさん展示されていたのはカンアオイの仲間です。

カンアオイの仲間は日本に50種以上もあり、そのほとんどが日本固有種で、絶滅の危機にあるそうです。

ここつくば植物園では研究用に多くのカンアオイ保有されています。

カンアオイ(カントウカンアオイ)

寒葵      ウマノスズクサカンアオイ属の多年草

学名:Asarum   nipponicum

分布:関東地方南部から近畿地方の太平洋側

ギフチョウ秋田県から山口県に生息)の食草としても知られています。

多摩丘陵に分布するタマノカンアオイではキノコバエが花粉を媒介することが観察されました(1988年)。

タマノカンアオイの花はきのこのふりをして、きのこに卵を産むハエを誘い込むのだそうです。

 

わが家のカンアオイ

カンアオイはうちの庭でも北側通路で冬でも青々とよく育っています。

今年はシモバシラが侵入して霜柱まで出来てしまいました。

 

「朝日百科植物の世界」には「カンアオイ属は春に咲く種類が多いが、この種は10〜11月に開花する」と書いてありますが、我が家では4月に咲きました

 

南西諸島の島々には多くの種が分布し、絶滅危惧種に指定されているものも多い。

オオバカンアオイ

大葉寒葵 Asarum lutchuense

   奄美大島、徳之島に分布する大型のカンアオイ

 

ムラクモアオイ

 叢雲葵

 屋久島の低山の林下に自生。

 

ヤエヤマカンアオイ

八重山寒葵

西表島のみに分布 絶滅危惧IB類

沖縄産のカンアオイ属では最も大型。

 

トカラカンアオイ

吐噶喇寒葵 

トカラ列島の常緑樹林下に自生、晩秋に開花。

 

歩行が覚束なくなりましたが、WHILLに乗れば広い植物園もスイスイ回れます。

但し車で送迎しWHILLを積み込んでもらわねばなりません。

友人達にも免許返上する人が増えました。あと何回?の植物園です。

 

シモバシラの霜柱 2025.12.〜2026.1.

この冬は例年より暖かいと思っていたら1月3日、初雪が見られました。

庭はうっすら薄化粧、芝生の上は辛うじて白くなりました。

 

ピンクの侘助が引き立ちます。

 

シモバシラ

霜柱   シソ科シモバシラ属の多年草

学名:Keisukea japonica   (属名は幕末から明治に活躍した植物学者伊藤圭介に因む)

 

今冬の「シモバシラの霜柱」はどうでしょう?

2025年12月13日、最低気温−3.9℃の朝です。

南の古株はキチジョウソウに侵略されて勢いがなく、まだ茎も緑っぽく小さな霜柱が数個上の方に見られただけでした。

 

               ↑この上の茎が裂けて出来た霜柱。

 

この日、しっかりみえたのは西の新しい株のみでした(2025.12.13.)。

 

小さいながらも勢いよく((2025.12.13.)。

 

北の通路のシモバシラにはまだ緑っぽい花穂が残っています。

それでも高くまで霜柱が出来た茎もあり、これまた驚きでした(2025.12.13.)。

 

緑色の葉や花穂の残る茎にできた霜柱(2025.12.13.)。

 

2026年1月9日 朝は−5.4℃、やっと南の株にも霜柱が出来ました。

 

朝日に当たって溶け始めます(1月9日9:12)。

 

それでも例年より少ないのはこの冬は雨が少ないからでしょうか?

1月12日、古株のシモバシラに散水してみました。

翌13日朝は-5.3℃(気象庁のつくば<舘野>の記録)。

やはりより大きな霜柱が出来ていました!

根はまだ吸い上げる力があるのに水が足りなかったのでしょう(2026.1.13.)。


水をかけなかった西北の株は12月13日より小さい霜柱でした。

1月13日は西北と北の株にも散水しましたが、翌朝は最低気温−1.5℃で霜柱無し。

 

霜柱の観察は2009年1月愛知県一宮市で始めてから18年目になります。

2018年9月茨城県つくば市に転居。

翌2019年1月はつくば植物園の霜柱を見に行きました(2019.2.6.)。

早速新しい苗を購入、以後毎年自宅の庭で霜柱を楽しんでいます。

 

シモバシラの霜柱はどうしてできるのかについては 夕菅の庭 ↓ にかいています。 

その時紹介したYou Tubeもまだ見られます。

毎年霜柱についてブログに書くのもためらわれましたが、楽しみにしているからと励まして下さる方もあって年中行事とさせていただきます。

師走の庭 2025

つくばの庭もはや8年目に入りました。

この家を建てる時、愛知の庭にあった樹を3本移植しました。

左からツバキ侘助(白花)・ナツツバキ(落葉)・ 侘助(ピンク)。

これら3本は愛知の庭より肥沃な新天地で大きく育ち期待に応えてくれました。

左下の枯れ草はフウチソウ。

 

ツバキ侘助(白花)。

 

侘助が咲くとメジロヒヨドリが蜜を吸いに来ます。

小さな鳥が俊敏に動く様はスマホでは撮れなくて残念です。

 

ピンクは今年特に花数が多く華やかです。

 

咲いたばかりの花、ヒヨドリが来ると花はたちまち傷んで哀れです。

 

12月30日、息子が庭木の剪定に来てくれました。

今年は家族も参加して総勢6人、剪定枝をシュレッダーで細かくして堆肥にします。

フウチソウは枯れた葉が風に揺れるのも風情があって残していましたが、この日カットして新年を迎えることにしました。

 

年毎に体力が衰え、歩行が覚束なくなりました。

庭もあまり手を加えなくても咲いてくれる花だけで充分。

家の周りは宿根草が定着し、例年植えるビオラは今年は34株植えました。

ビオラは最近華やかな新種が勢揃いしていますが、今年の選択は丈夫で長持ちする「よく咲くスミレ」のみ。

↓ この石張プランターも壊れ始めましたが応急処理をしてまだ使用しています、

 

この庭にも落ち葉や花後抜去した園芸植物などのゴミがでます。

初めに息子が木製の対比ボックス(右)を手作りしてくれましたが、それでは足りません。

そこでプラのネットをくるりと巻いた簡易堆肥場を試作。

 

ここへ花や野菜の残骸を多少カットして入れ、台所のゴミを堆肥化する電気堆肥機から得た堆肥を入れながら待つこと1年、綺麗な堆肥ができました。

今年見事に咲いたヤマユリはこの堆肥を株元に置いただけでした。

運転を止め、園芸店へも行き難くなると自家処理堆肥は本当に重宝です。

もうやめようかと思った冬野菜は、カブを2種だけ作りました。右はアスパラ。

 

お正月の食卓になんとか間に合いそうです。

「あやめ雪」と小かぶ。

 

2026年が近づいています。

どうぞ良いお年になりますように。

 

コガタスズメバチの巣

コガタスズメバチ

学名:Vespa analis 

体長21〜29mm。活動期 5〜10月。

原産地:インドネシア・ジャワ島

分布:北海道〜九州、南西諸島。

   インド・東南アジア各国・中国・シベリア・台湾など

 

8月1日の記事にカメリアの木に造られたコガタスズメバチの巣のことを書きました。

 

コガタスズメバチスズメバチの仲間では攻撃性が低いといわれています。

その後どうなったのでしょう?

9月13日、巣は徐々に大きくなっていました。

巣穴からは2〜3頭のスズメバチが覗いていて、落ち葉を掃こうと近付くと一頭が私の耳元をかすめることがありました。

しかしそれ以上は攻撃せず、単なる威嚇だろうと思えました。

 

11月8日 さらに巣が大きくなって模様が変わっていました。

中から一頭が覗いています。

 

スズメバチの活動は11月までと聞いていました。

確かに12月になると巣穴から覗く蜂は見られません。

ところが12月8日 大きなハチが1頭巣穴の上にいました。女王蜂?

「女王蜂は冬は巣を離れ、倒木や朽木、土の中などで越冬する」そうです。

遅めの旅立ちでしょうか?

 

顔が見えました。額中央に単眼、両脇に複眼があります。

 

スズメバチの古巣は次の年には使われないそうです。

この巣が空になったら切り取って保存したいと思っていました。

 

12月11日、採取決行(念のため息子との共同作業として)、ポリ袋で受けました。

巣は張子の玩具のようですが、もっと脆くて壊れそうです。

テーブルに乗せて測定。

縦25cm、横18cm、重さ334g(小枝を含む)。

 

裏面も複雑な波模様です。

クリーム色・茶色・焦茶色・灰色までこの複雑な色の変化は何によるのでしょう?

 

黒地に青色の部分はこれまた不思議です。

あの蜂達のどこにこのダイナミックな造形を生む能力が潜んでいるのでしょう?

 

夢中で眺めていたら何か床を動くものが視野に入りました。

??? 体長約3cm、女王蜂? まだ巣の中にいたのでしょうか?

 

コーギー犬のチャーリーも気がついたようで近寄ってきました。

たいへん! 

チャーリーの首輪を抑えてガラス戸を開け、夫に蜂をベランダへ押し出してもらいました。

後で見に行くとベランダの下、後方に移動していました。

ごめんなさいね。

 

この日は1日限りの葉付きオブジェを飾りました。

見事な工芸品です。

 

この大きな巣の中には何があるのでしょう?

これは 愛知にいたとき書いた私の  ブログ「夕菅の庭」2016年8月20日  の写真です。

この時はコガタスズメバチのもっと小さい巣でしたが、幼虫が育ちつつありました。

 

今回はスズメバチの幼虫は全て巣立って新女王蜂のみが残っていたのではと思います。

巣を壊すのは惜しいのでしばらくこのまま保存しておきます。

コガタスズメバチの女王蜂は越冬から目覚めて5〜6月に巣作りを始めるそうです。

その巣はトックリを逆さにしたような形で、働き蜂が羽化すると筒の部分が取り払われて球状になります。

女王蜂は攻撃しないので、巣を撤去するのはこのトックリ型の時期が良いそうです。

 

つくば植物園 2025.11.24.

11月24日の午後、電動車椅子ウィルでつくば植物園の紅葉を見に行きました。

この植物園には貸出用車椅子が5台常備されていて車椅子用マップもあります。

10月30日ウィルで園内試乗、少々の坂道も砂利道も大丈夫でした。

今回は大回りしてブナの林まで登りました。

 

メタセコイア

ヒノキ科アケボノスギ属(←スギ科)の落葉高木

学名:Metasequia   glyptostroboides

和名:アケボノスギ

 

真っ先に目を奪われるのはメタセコイアの紅葉。

午後の日差しを浴びて赤褐色に輝いて聳える大木は圧巻です。

 

メタセコイア白亜紀後期からおよそ1億年も形態が殆ど変わっていない植物です。

1941年植物学者三木茂博士がセコイアの化石とは少し異なる化石を発見し、メタセコイアと名付けました。

1946年中国で生きたメタセコイアが発見され、その苗木は「生きた化石」と言われ日本各地にも移植されて大木になっています。

 

葉は羽状の短枝、赤褐色の紅葉が華やかです。

 

雄花が枝先からかんざしのように下垂しています。

 

イヌビワ

 犬枇杷   クワ科イチジク属の落葉低木

学名:Ficus erecta

 分布:本州(関東以西)・四国・九州・沖縄・韓国の済州島

 

午後の日差しに輝いて見える黄色い葉がありました。

これは何でしょう?

 

名札を見ると「イヌビワ」。葉は楕円形でイチジクのような裂け目はありません。

ビワだったら実は?         

 

直径1cmほどの暗赤色の実が見つかりました。

黒くなると食べられるようですが、コバチが寄生しているかもしれません。

 

イロハモミジ

    ムクロジ科カエデ属の落葉小高木から高木

学名:Acer   palmatum

池の回りのイロハモミジの紅葉はこの植物園の秋の楽しみです。

 

日の当たる場所は紅く輝き、日陰側は緑色。

 

ナカガワノギク

    キク科の多年草

学名:Chrysanthemum   yoshinaganthum

徳島県那珂川沿いに見られる野菊。準絶滅危惧(NT)

 

この日は久しぶりに大回りしてブナの林に行くことにしました。

緩い坂道ですが、人は少なく道は整備されているのでウィルはスイスイ進みます。

辛うじてカエデの紅葉も見られました。

 

ハウチワカエデ

 

メグスリノキ

 

久しぶりのブナの林。

カツラはすでに落葉し、香りも薄くなっていましたが、心安らぐ空間です。

ここには標高800〜1600mの山地に見られる落葉広葉樹が植えられています。

 

 

ウワミズザクラ

下の坂道も難なく通過、右はドウダンツツジ、左がウワズミザクラです。

 

ウワズミザクラの夥しい落ち葉。

 

アオツヅラフジ

青葛藤 ツヅラフジ科の蔓性落葉木

学名:Cocculus trilobus

分布:日本(北海道〜沖縄)、朝鮮半島・中国南部・フィリピン・太平洋諸島

花は白色、直径5mm。

果実は直径7mmで熟して青藍色になりますが有毒。

蔓は10mにも伸び、丈夫で「つづら(衣類を入れる籠)」など生活用具に用いられてきました。

 

ハナノキ

花の木  ムクロジ科カエデ属の落葉高木 雌雄異株

別名:ハナカエデ

学名:Acer  pycnanthum

分布:日本固有種 木曽川流域の山間地帯(長野県南部・岐阜県南部・愛知県北東部)

絶滅危惧II類。愛知県の県木

ハナノキは花も実ももっと見たいし撮りたいのに高木のため叶いません。

この日は夥しいカラフルな落葉を楽しみました。

 

紅葉した大木。

    

 

紅葉した葉。

 

路面の落葉。

 

黄色〜真紅〜褐色まで踏むのが惜しい落ち葉の絨毯でした。

 

この紅葉の道は2019年12月1日の記事とほぼ同じルートです。

それから6年、ウィルのお蔭でまた見ることができました。

来年は「ウワミズザクラ」や「ハナノキ」の花や実も纏めてみたいと思います。