春の庭 2021

毎年春は駆け足で通り抜けてしまいますが、今年は新記録誕生かと思われるスピード、のろまな高齢者は付いていけません。

咋日は朝からたっぷりの雨、庭にも出られず、やっと写真の整理をしました。

2月「厳冬の記録」に悲惨な状況を記した東花壇も今はもう花で覆われています。

下草はビオラと復帰したオレガノ カントリークリーム。

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植え込みの低木は常緑のソヨゴ・キンマサキと下記の花木。

トキワマンサク

 マンサク科の常緑小高木

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カメリア・エリナ

 ツバキ科ツバキ属の常緑低木(園芸種)

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ドウダンツツジ

 ツツジ科の落葉低木

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東南のボーダー花壇にもトキワマンサク・ミヤマウグイスカグラ・ジューンベリー・シロヤマブキが咲き揃いました。

昨年枯れたオオチョウジガマズミの後にセアノサス’マリー・サイモン’を植えましたが、これも今年の寒さには耐えられませんでした。

ここは4m道路に面していますからいつもオープンガーデン、厳冬期は寂しい空間でしたがやっと明るくなりました。

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家の北側もセミ・オープンガーデン。

ここのカメリア・エリナも満開、中央はクロモジの若葉です。

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北風が吹き荒れたはずですが、今年のシロヤマブキは北側の方が花が多い。

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さて南庭の右側です。

昨年は春が深くなるにつれ、ビオラの色が濃色になりすぎた感じがして、今年はできるだけ色を抑えました。ビオラは殆ど安くて丈夫な単色です。

また昨秋はスーパートレニアやベゴニヤが育ちすぎ、ビオラを植えるのが遅れました。

続く寒波でビオラの生育が悪かったのですが、枯れることはなくほどほどに咲いています。

その後ろはクリスマスローズシャクナゲ・ドウダンなど。

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ビオラの間には今年もハナニラが出てきました。

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南庭の左はつくばいの庭。日当たりが良すぎて苔の維持がむつかしい。

左のプランターのイヌシデの若葉が新鮮です。

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中央のアセビはつくばいの水で過湿になったのか一度枯れかけました。細かい剪定やつくばいの水量調節によってなんとか生き延びたようです。

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左奥は愛知から持ってきた園芸種のサクラソウ「白兎」。

昨秋プランターから出して地植えにしましたが、−8度に耐え立派な花を咲かせました。

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右は Iさんからいただいた原種のニホンサクラソウです。

その前で静かに咲いているのはヒメリュウキンカ

左の元気な緑はユウスゲです。

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和洋混在、タンチョウソウ とビオラ

タンチョウソウはここで3度目の春を迎えました。

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南庭は木々の葉がより広がって花より緑がメインの庭になりました。

居間からいつも見る庭はこの方が目が休まります。

今後は塀の後ろの空間に山野草コーナーを作る予定です。

 

 

 

つくば植物園のサクラから

今年の春は超特急!

厳冬が開けると例年の桜前線はどこへやら、東も西も無視して我先にと開花したようです。

サクラは前のブログに「曽川堤の桜」  を載せましたが、木曽川では見られなかったサクラがつくば植物園ではいろいろ見られます。

しかし広い園内、2019年はどこに咲いているか探せないうちに花は散ってしまいました。

さらに昨春は休園、今回は2019年分も併せて画像を並べます。

しかし、いざ書こうとするとサクラについての知識が全く足りないことが判明。

調べつつ、わかったことを備忘録として載せます。

 

カワヅザクラ河津桜

 オオシマザクラカンヒザクラの自然交雑種。

最近各地で咲いていますが、1974年カワヅザクラ命名された新しい品種です。

(私の参考書「朝日百科 植物の世界 1997年発行」には掲載されていません。)

つくば植物園のサクラは正門前のこのカワヅザクラから始まります(2021.2.25.)。

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サクラとしてはやや濃いピンクで遠くからは紅梅?と思うほどです。

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花期が2月頃と早いため花粉を運ぶ昆虫は期待できそうにありませんが、早咲き品種として需要が多く、接木などで増殖されているようです。樹高 〜10m。

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オオシマザクラ(大島桜)

 バラ科サクラ属の落葉高木 日本固有種 

  学名:Cerasus speciosa

 分布:房総・伊豆諸島

今年一番見たかったサクラです。

大型の白い花が葉の展開と同時に咲くのが特徴。

 白い花は直径4cmほどになり、萼筒もほっそりして気品があります(2021.3.31.)。

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大らかで美しい花。よく見ると花糸の色がいろいろ。

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葉柄や花柄には毛がなく、葉柄上部に赤い蜜腺が見えます。

葉も大きく、桜餅を包むのに用いられています。

その芳香は生の葉にはなく、塩蔵中に生ずるクマリンの配糖体に由来するそうです。

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樹高20mを超える大木になり、樹形は傘状。

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大木は花が見難いのですが、池畔では枝が低く伸びて見易い。

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樹皮は紫褐色で光沢があり、短い横筋が見えます。

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オオシマザクラを母とする栽培品種はサトザクラ群といわれ、カンザン、フゲンゾウなど数多の品種があります。
 

ソメイヨシノ染井吉野

 学名:Cerasus yedoensis

ソメイヨシノは江戸時代後期に染井村(江戸駒込)で誕生し、以後接木・挿木により全国に広まったといわれています。

1916年米国の植物学者ウィルソンはソメイヨシノエドヒガン(♀)とオオシマザクラ(♂)の雑種であろうとする説を発表、後に国立遺伝学研究所の故 竹中要博士はこれら両種の交雑実験を行い、ソメイヨシノとほぼ同じものをつくることに成功されたそうです。

1995年遺伝子研究の結果、ソメイヨシノエドヒガンとオオシマザクラの雑種が交雑してできた単一の樹を始源とする栽培品種のクローンと判明。

つくば植物園も入り口近くにソメイヨシノが植えられていて、駐車場からも見えます。

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蕾では母であるエドヒガンの特徴「壺型の萼筒」の名残りがよくわかります。

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ソメイヨシノオオシマザクラが母ではなく父なので、サトザクラには含まれません。)

 

アマギヨシノザクラ(天城吉野桜

オオシマザクラ(♀)とエドヒガン(♂)の交配種。

このアマギヨシノザクラも「ソメイヨシノ系の園芸品種」です。

大木だったはずですが、上部は欠損し痛々しく咲いていました(2019.4.5.撮影)。

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咲きはじめはソメイヨシノより白っぽく、、花と同時に若葉が開いています(20190405)。

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 咲き進むとおしべが 赤くなるのはオオシマザクラと同じ。

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ウスゲヤマザクラ(薄毛山桜)

 バラ科サクラ属の落葉高木 

 分布:本州(宮城・新潟以南)、韓国(済州島

花と葉が同時に開いて賑やかでした。

ヤマザクラかと思いましたが、標示はウスゲヤマザクラ(2019.4.14.)。

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葉柄や小花柄にうっすら毛があるようです(次回接写予定)。

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マメザクラ(豆桜)

  学名:Cerasus incisa    日本固有種 

目立たないところにひっそりと咲いているサクラを見つけました。

花が遠くて小さく、接写できないのが残念です(2021.3.25.)。

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樹高も低く寒さにはたいへん強く、富士山付近に多いそうです。

比較的早咲きで葉とほぼ同時に開花。

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「サクラ日本固有種」

 以下の11種(もしくはカンヒガンザクラを除く10種)

ヤマザクラ・オオヤマザクラ・カスミザクラ・オオシマザクラエドヒガン・チョウジザクラ・マメザクラ・タカネザクラ・ミヤマザクラ・クマノザクラ・カンヒガンザクラ

 

サクラをタイミングよく撮るのはなかなかたいへんです。

残りはまた次の機会に。

シデコブシとハクモクレン

シデコブシ

 四手辛夷、四手拳、幣辛夷 モクレンモクレン属の落葉小高木。

 学名:Magnolia stellata 

 原生地:東海3県

 

 シデコブシは「夕菅の庭」にもあり大好きな花でした。

こちらの庭にも植え、今年も花が咲き初めて喜んだのも束の間、ヒヨドリに蕾まで食べられてしまいました。網を貼ったものの美しくはありません。

そうだ、植物園のシデコブシを見に行こう!

何と満開でした(3月16日)!

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水辺に植えられているせいか、花の数が多く、鳥に食べられた花もありますが、さほど目立ちません。

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下の緑はリュウキンカ

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花の直径は大きいものでは12cmも(一般には5〜10cm)ありました。

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開花:毛皮のような托葉に守られていた花弁が伸びだします。

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雌性先熟:雄蕊の柱に囲まれて中央から雌しべが伸び、紫紅色の柱頭が開きます。

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移行期から雄性期へ:役目を終えた柱頭は中央に集まります。

雄しべが開いて花粉が出始めました。

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雄性期:雄しべの内側から花粉が出ています。

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上の方に小さな昆虫が見えます。花粉を運んでくれるのでしょうか?

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花後:昨春は新型コロナウイルス感染症のため閉園中で花が見られませんでした。

これは2019年4月6日に撮った花弁が散った後の姿です。

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今春は昨年の種子が飛んだ後の殻がまだ残っていました。

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シデコブシは愛知・岐阜・三重だけに自生する植物で東海丘陵要素の代表種です。

私が子供の頃住んだ地方にも群生地があり、市の天然記念物に指定されました。しかし、私がそれを知ったのはブログ「夕菅の庭」にシデコブシについての記事を書こうとした時でした。

近くにいながら見に行ったこともなく、あのあたりの雑木林に白っぽい花が咲いていたようなというくらいの記憶しかありません。

自生しているシデコブシは準絶滅危惧に指定されていますが、園芸種としての苗木は一般に販売され、あちこちで見るようになりました。

園芸種は「ヒメコブシ」の名で流通していることが多いようです。

 追記 

シデコブシのシデは紙垂、しめ縄に垂らす和紙のイメージです。

この植物園の花はあまり紙垂らしく見えませんので、私の前の庭の花を添付しておきます。

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ハクモクレン

 白木蓮 モクレン科の落葉高木

 学名:Magnolia heptapeta 

 原産:中国中部

 

この植物園のハクモクレンを見るのは初めてです。

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平日の午後3時すぎ、静かな植物園でこの大木を独り占めで見上げました。

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まだ落花はほとんどなく、花弁も真っ白です! 何という贅沢!

前の庭には庭の中央にありましたが、いつもすぐヒヨドリに荒らされました。

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川辺に浮かぶコハクチョウの群れを思い出します。

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あと少し残っている蕾も明日は皆開きそうです。

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満開直前、最高の美しさを堪能しました。

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ああ、今日も幸せ!ありがとうございました。




 

家庭菜園3年目。

2018年12月16日「家庭菜園」の記事を書きました。

わずか3坪ほどの小さな菜園、その経過をまとめて報告します(一部重複)。

 

2018.11.5.

転居後3ヶ月もたたないのに二人家族には余るほど青菜が収穫できるようになりました。

まさにビギナーズラック!

実は外構工事の最後に重機で耕し、良質の堆肥が漉き込んであったのです。

これは園芸に詳しい建築監督さんのお蔭です。

隣地との間の塀も未完のまま、早々と野菜が育っています。

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2018.12.10. 寒波襲来、霜で葉が傷んでしまいましたが、陽が当たると元気になりました。

上から 蕪(早生・晩生)、大根、水菜、チンゲン菜。 西の塀も完成。

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その後は暖冬、野菜たちは順調に育ちました。

ただし深く耕していないので大根が短い! 蕪は上等! 甘く美味しい!

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翌春ジャガイモ(キタアカリ)を植え付け、順調に生育中(上)。

2019.5.27. ナス、キュウリ、ミニトマトを植えました。

白っぽく見えるのは刈った芝生、藁の代わりに株元に散布。

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2019.7.2. 夏野菜の生育順調。

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2019.8.17. ミニトマトが採れすぎて困るほど。

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 2019.8.31. 息子が「堆肥ボックス」を手造りし設置してくれました。

手前の盛り上がりは春に抜去した冬野菜を積み、土を被せて堆肥にしたところです。

左はアスパラとオクラ。 

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堆肥ボックスに裁断機を載せ、抜いた野菜や剪定枝をカットして堆肥にします。

土、小糠、生ゴミ堆肥(電動処理機による自家製)を加えて醗酵促進。

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2019年秋にもカブ(早生と晩生)、大根少し、菜花の種を播き、充分収穫できました。

2020.4.7. 堆肥ボックスの蓋が強風で飛ばぬようチエーンを取り付け。

左はアスパラガスの芽生え、撮るより採る方が早くて良い時期の写真がありません。

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2020.4.7. 菜花の蕾がどんどんできるので摘んでは食べます。

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2020.4.17.

蕾はもう食べきれなくて花が咲いてしまいました。白い花はダイコン。

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2020.5.3。初めての自家製堆肥取り出し。

但し、この堆肥の作業はもう私には無理、息子に任せて見ていました。

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2020.5.3. 続いて息子が畑を耕し堆肥を入れてくれました。

堆肥作りは愛知の家庭菜園でもしていました。小さな循環型農業のつもりです。

肥料は市販の有機肥料のみ。農薬は使いません。

この日は花が咲き残っている菜花や大根を抜去、裁断して堆肥ボックスに入れました。 

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2020.5.31 ナス・ミニトマト・キュウリが順調に育っています。

左のスナップエンドウは昨冬ヒヨドリに芽を食べられてしまい、春に新苗を植えました。

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2020.5.31. ジャガイモには花が咲いています。右はキュウリ。

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2020.7.19.キタアカリ収穫。割面は濃い黄色で粉吹き芋がおいしい!

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2020.7.19.ミニトマト発育良好。今度はお馴染みの 千果(チカ) です。

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2020.8.21. 盆過ぎまでキュウリ(小さい方が普通、大きいのは巨大)が採れました。

ミ二トマト千果も殆ど割れていません。     

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順調だった小さい菜園、しかし今年の冬、その菜園の野菜は無残にも全滅しました。

2021.1.5. 元旦の最低気温−7℃、無防備の葉物野菜は壊滅的被害を受けました。

凍てついた野菜たちは昼間気温が上がるとまた必死で立ち上がろうとします。

しかしさらに寒波は続き最低気温−8度 を3回記録、再起不能になりました。

−8度になったのは2012年2月以来初めてのようです。

ここの冬野菜はー6℃までは耐えられましたが、ー8℃は無理だったのです。

カブはできるだけ食べましたが、花菜や水菜などは抜去。

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2021.3.1. わずかにルッコラを残したのみ、また更地になりました。

昨年の緑豊かな家庭菜園とのあまりの違いに呆然としています。

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今年のような寒波がまた来るかもしれないと思うと冬野菜を作る元気が出ません。

寒さから守るにはトンネル栽培が勧められますが、腰椎術後の身には無理です。

幸いつくばは地元産の 美味しい野菜が容易に手に入る土地です。

今年は評判のこだわり野菜のお店へ週1回通い、プロの野菜を賞味させていただいています。

でも やはり まだ未練があります........。

もうキタアカリの種芋は購入しましたし、夏野菜も少しは作ろうと思 っています。

 

 

 

 


 

 

 

厳冬の記録 2021

立春から10日余、こちらで三度目の冬が終わろうとしています。

今年の冬は3年間で最も厳しい寒さで庭の植物にも被害がありました。

 

ウキツリボク(チロリアンランプ

  アオイ科イチビ属(アブチロン)の常緑低木。

 2020-09-10「繁り過ぎた植物」4)として記載しました。

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2年前に植えてからあれよあれよといううちに繁茂し、もったいないほど花が咲きました(2020.5.16)。愛知ではなかなか育たなかったので不思議なほどでした。

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しかしそのあと夥しいハマキムシ(ワタノメイガ)に食害され、無残な姿になりました。

その後一旦回復したのですが、この冬の寒波で今度は上の葉から次々萎れていきました。

アブチロンの中では耐寒性が強い方ですが、ー8℃には耐えられなかったのでしょう。

実は以前から蔓が隣家のブロック塀との隙間に侵入し越境するので悩んでいました。

やはりもはやここまでと、蔓を引っぱり出しては切断、2日がかりで撤去しました。

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  レイズドベッド(上げ床花壇)

  「2019-05-10 レイズドベッド(上げ床花壇)

  「2019-08-09真夏の上げ床花壇」の続き。

腰椎術後のガーデニングには最適だと考えて造った花壇でした。

しかしそう簡単にはいかなかったのです。

初めに低木を植えましたが水遣りがたいへんでした。

愛知では地植え専門だったため、主に水は天から貰い水、雨が少ないときは井戸水をホースで追加していました。

しかしここは高さ50cm、苗木もそれ以上根を伸ばさないと地面に届きません。

穴あきホースによる自動散水装置を設置しましたが、1列では奥行き75cmには不足、しばしば手動で追加しました。しかし多すぎると冬は凍土になるから量がむつかしいのです。

 

次にこの花壇に何を植えるかが難題でした。

空間を出来るだ手間をかけず、年中花と緑を維持したい。

試行錯誤の末、グランドカバープランツとして2種のペラルゴニウムとオレガノを選びました。

ペラルゴニウム オーストレイル

 フウロソウ科テンジクアオイ属 ゼラニウムの仲間です。

 濃い緑色の葉が下垂するように繁り、白い花が咲きます。

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清楚な小さい花は花径1cmくらい。

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 真夏は花は咲かずベゴニアの引き立て役。

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2019年晩秋、ベゴニアを抜いてビオラに植え替え、また半年そのまま。 

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ペラルゴニウム シドイデス

これも同じくフウロソウ科テンジクアオイ属 ゼラニウムの仲間です。

葉はシルバー、花はワインレッド。

ペラルゴニウム オーストレイルより耐寒性が弱く、初めの年に半分消えました。

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花色も優美、追加再掲します。

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オレガノ カントリークリーム

シソ科ハナハッカ属の多年草

淡いピンクの目立たない花が咲きますが斑入りの葉が美しい。

青い花は ロベリア リチャードソニー 。

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ペラルゴニウム シドイデス と オレガノ

紫色はスーパートレニア

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左に下垂する白い花がペラルゴニウム オーストレイル。

次がペチュニア「さくらさくら」とスーパートレニア、右端はオレガノ(2020年8月5日)。

これでこの花壇は今後も楽に維持できると楽観していました。

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昨秋はこのペチュニアトレニアが長持ちし過ぎてビオラを植える時期が遅れました。これは11月29日、上と同じ位置での写真です。

後ろのドウダン2株の紅葉が終わりかけています。

ペラルゴニウム オーストレイルも紅葉している葉がありました。

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続くこの冬の厳しい寒波! 1月には最低気温ー8℃の日が3日ありました。

そのあと散水装置も凍結で壊れ、ホースの中は凍ったまま解けない。

12月も1月も雨はほとんど降らず、土は乾いて地面に霜柱を見たことはありません。

先ず ペラルゴニウム シドイデス が枯れました。

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次いで ペラルゴニウム オーストレイル も無残な姿。

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オレガノ カントリークリーム は枯れてはいませんが情けない姿です。

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後列に植えていたクリスマスローズも半分枯れましたが、この株は花芽が出てきました。

右のシュンランは元気です。 

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とりあえずペラルゴニウムを抜いて今季はビオラを植えて凌ぎましょう。

 でも、南の庭では嬉しいことがありました。

地植えにしたフクジュソウがこんなに咲いたのです!

ー8℃に耐えられる植物はまだまだあるはず。

さあ、また元気を出しましょう!

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 追加:2021.2.26.

上げ床花壇が枯れたままでは淋しいので、ホームセンターで売れ残りのビオラを10株ほど購入して間に植えました。淡い紫の大株があって幸いでした。

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寒中のつくば植物園

1月27日、暖かい日差しに誘われてつくば植物園に出かけました。

ここは昨年5月18日からは開園していますが、イベントやセミナーは中止になったものが多く、入園時には体温測定とマスク着用を要します。

高齢者の外出には躊躇いもありますが、散歩には最適の場所です。

園内に入れば人影は少なく、たちまち森林浴のような心地よさに深呼吸したくなります。

 

ウメの園芸品種

 バラ科アンズ属の落葉高木

 学名:Prunus mume

 原産:中国

 

中央広場のピンクのウメは高さ4〜5mありそうな大木です。

遠くから開花がわかりますが、近づけば5分咲きくらいでしょうか。

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咲いたばかりの花は初々しい。

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雌しべのない花もあるようですが、これは中央に雌しべが撮れました。

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これは2019年2月21日満開のころの全景です。

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ソシンロウバイ

 素心蝋梅  ロウバイ科の落葉低木(栽培品種)

 学名:Chimonanthus praecox

 原産:中国

 

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良い香りが漂ってきて、何かなと思ったらソシンロウバイが開花していました。

最近の園芸店には黄色が濃い品種が多いのですが、これは私の好きな淡い黄色です。

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ソシンロウバイは前の庭に老木があり、冬季の庭の花形でした。

そこで観察したのが「雌性先熟」 の花の構造、ここの花は大きくて見易いので復習。

蕾が開くと放射状に開く未熟の雄しべが見えます。ここでは5本。

中央の雌しべが先に熟して他家からの花粉を受けます。

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次に雄しべが雌しべを包むように中央に集まり、葯が熟します。

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これは熟した葯から花粉が出ているところ。

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 昨年の実がまだかなり残っています。

ふつう子房が大きくなって「果実」になりますが、ロウバイでは花床(雌しべ・雄しべ・花冠・萼をつける台)が大きくなるので「偽果」といわれます。

これを開くと中に種子ではなく果実(痩果)が数個入っています。

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シナマンサク 

支那満作  マンサク科の落葉小高木

学名:Hamamelis molis

分布:中国

 

春を告げるマンサクより早く咲くのがシナマンサクです。

しかし大きな葉が枯れたまま散らずに残っているため、花が咲いていることを知らずに通り越す人もあります。

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蕾はマントのような4枚の厚い萼に包まれています。

その中にそれぞれ巻いた包帯のような4枚の黄色い花弁が見えます。

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開花後も枯れた大きな葉や前年の蒴果が落ちずに残っています。

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 萼片の内側は赤褐色、折り畳まれていた線形の花弁が皺を伸ばしながら開きます。 

花弁の長さは約2cm。

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以後は2019年2月21日の画像です。

花弁は真っ直ぐ伸び、4枚の萼片の内側にそれぞれ雄しべ1本。

中央に柱頭が2つある雌しべがのぞいています。

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満開のころは葉より花が目立ちます。

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青空に散りばめたように輝く花。

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 明日はもう立春と。

厳しかったコロナ第三波も後半を迎えようとしています。

一昨日の昼頃、何故か急に頭が痛くなりました。熱を測ると37.0℃!

痛みからは以前経験した片頭痛と思われ、安静だけで翌日には治まりましたが、やはりドキリとしました。

 これから次々と開花する早春の花々、何とか見られますように。

 

 

 



 

シジュウカラ

 厳冬の1月、緊急事態宣言も出て自粛の日々です。

こんな時は過去の写真を整理しましょう。まず庭に来た鳥から始めました。

鳥たちのお気に入りは「つくばい」、水を飲んだり水浴びしたりしに来ます。

それを居間のガラス戸越しにパシャリ。

つくばいまでは7m弱、標準レンズのオート撮影では無理とわかっていても出来るだけ拡大してアップします。

 

シジュウカラ

 四十雀 スズメ目シジュウカラシジュウカラ属の鳥類

 全長約14.5cm (スズメと同じくらい)。

 

シジュウカラの気になる写真がありました。

2020年8月10日。

1羽のシジュウカラがつくばいに来て、水浴びしたそうなのになかなか水に入りません。

整理中、ふと幼鳥ではなかったかと思いつきました。

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 全体的にシジュウカラの成鳥に見られるシャープな印象がありません。

頬の当たりや腹部は白色というよりクリーム色で全体にぼっこりしています。

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ふつうウグイス色に見える背上部も黒っぽく見えます。

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竹筒から飛び降りようとしてためらいました。

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もう一回り。

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やっと水に入りました。でも下を見ながら歩いています。

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さあ もう一度!

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お腹を水につけましたが、これでは水浴びとはいえませんね。

一般に水浴びではしぶきが飛び散ります。

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あーあ、ぬれちゃった!

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どうしよう? ビショビショ。

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トホホ。

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もう一度入ろうか? やーめた。

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 2020年10月15日。

きれいなシジュウカラ、これが成鳥の姿です。

顎の周りは真っ白、背部のウグイス色や尾部の紺色が美しい。

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 あら、右上にもう一羽。カップルでしょうか?

近くの息子の家には昨年から巣箱がかけてありますが、まだ空き家です。

私も愛知の庭には友人からいただいた巣箱を二つ懸けていましたが、シジュウカラはほとんど見かけることさえなく空き家のまま終わりました。

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2020年2月のこんな写真もありました。

つくばいの南東、隣家のカリンに止まったシジュウカラ

喉から尾羽基部にかけての黒い縦線はネクタイと呼ばれ、雄は太く、雌は細いと。

これは太いネクタイの堂々たる雄!

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あ、飛びました!

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かって野鳥観察会の初歩の会でシジュウカラは「ツツピー ツツピー」と鳴くことを教わりましたが、実際にはもっといろいろに聞こえます。

実はシジュウカラには単語を組み合わせて文にして仲間に伝える能力があるそうです。

2017年京都大学の鈴木俊貴生態学研究センター研究員らの研究グループはシジュウカラが文法のルールを当てはめることで、初めて聞いた文章(鳴き声の組み合わせ)であっても正しく理解できることを報告されました。

シジュウカラは鳴き声を文法に従って組み合わせ、文章をつくることが知られるヒト以外で唯一の動物だそうです。