アオイ科の植物と害虫 20260915

夕菅の庭の夏の定番はアオイ科の植物。

東の庭のタイタンビカスと南と西のモミジアオイです。

アオイ科の植物の大敵は害虫、今年は少々異変がありました。

 

1)タイタンビカスとラミーカミキリ

タイタンビカス@ 学名:Hibiscus x Titanbicus

 赤塚植物園がアフリカフヨウ と モミジアオイを交配・選別して開発した大型宿根草

 

ラミーカミキリ 学名:Paraglenea fortunei

コウチュウ目カミキリムシ科に属する小型カミキリムシ

 

5月24日午後、タイタンビカスの若い葉にラミーカミキリを2頭発見。

 

ラミーカミキリは昨年まで西庭のモミジアオイに発生していました。

タイタンビカスで見るのは初めてです。

 

タイタンビカスの葉が傷んでいないのはこれらのラミーカミキリが成虫になってから飛んできたからでしょう。

 

腹側も美しく、昆虫少年たちを虜にしたカミキリだと納得できます。

 

6月8日、カップル誕生。

 

7月5日

タイタンビカスは毎年ハマキムシ(ワタノメイガ)に悩まされますが、今年は発生がやや少ないような気がします。ラミーカミキリ効果でしょうか?

 

7月13日タイタンビカス初開花。

一日花ですから翌日にはくるりと巻いて散ります。

以後毎日開花。

 

本日9月15日も雨の中で3花咲いていました。

 

2)モミジアオイ と ラミーカミキリ

紅葉葵  アオイ科フヨウ属の大型多年草

学名:Hibiscus coccineus

原産:北米    明治初期に日本に伝来

 

5月25日 タイタンビカスにラミーカミキリを見つけた日の翌朝、モミジアオイを見に行きました。 いました! いました!

 

ここのモミジアオイは毎年ラミーカミキリの食草になります。

年々大きくなる常緑ヤマボウシの日陰になりながらも、咲き続けるモミジアオイ。

健気な花です。

 

満開です!

 

今年の白花モミジアオイは草丈2m以上。

こちらにはラミーカミキリはいないようです。

 

青い空と純白の花もいいものです。

 

3)フヨウとフタトガリコガヤ

芙蓉 アオイ科フヨウ属の落葉低木

学名:Hibiscus mutabilis

 

2019年(転居1年後)、偶々ホームセンターで見つけたフヨウの苗を植えました。

 

柔らかいやさしい花でした!

雌しべの先が上へ曲がるのがムクゲとの鑑別点と。

 

しかしこのフヨウにはフタトガリコガヤが住み着き、年毎に惨憺たる有様に!

2022年 やむなく抜去しました。

愛知の庭にはスイフヨウの大木がありました。

この虫はスイフヨウにもいたのですが、密度の違いで許容していたのです。

フタトガリコガヤ

ヤガ科に属する蛾(ガ)。体長40cmまで成長。オクラにつきやすく果実まで食害する。

 

今日の予定はここまでですが、このままでは後味が悪いのでかわいい花で終わります。

この花もアオイ科フヨウ属ですが、今のところ虫は付きません。

※ ハイビスカス ロバツス

アオイ科フヨウ属の非耐寒性常緑低木

学 名:Hibiscus caerulescens var. bevilanyensis

通名:Hibiscus lobatus

原産:マダガスカル

草丈:50〜60cm

 

昨年1株植えたハイビスカス ロバツスがつくばの厳しい冬を越えてひとりばえし、今年も開花しました。

 

めでたし!めでたし!

 

高齢者の庭 2026.8.31.

当地へ来て8年目の夏です。

80の坂はきつく、さらに1年毎に険しくなり、まもなく85才になります。

それでもせっかく造った庭は維持したい。

腰椎術後の身で庭仕事をするには小椅子と杖が必須。

軽くて丈夫な椅子と杖、共にかなり古びました。

 

2年前運転免許証を返上、苗の仕入れにホームセンターに行けません。

然らばとオンラインショップや通販サイトを利用することにしました。

 

1)東 庭

狭いボーダーガーデンですが道路沿いですからいつも花を咲かせておきたい所。

晩秋植えたビオラ「よく咲くスミレ」(サカタのタネ)は6月頃まで咲き続けました。

 

タイタンビカス

アオイ科フヨウ属の宿根草 

学名:Hibiscus x Titanbicus

株式会社赤塚植物園がアメリカフヨウとモミジアオイを交配・選抜して開発。

 

ビオラの後ろには7月中旬からタイタンビカスが大きな花を咲かせます。

 

2026.7.24. この日は花数最多!

 

ニチニチソウ ミスココ

日々草 キョウチクトウ科ニチニチソウ属の一年草

6月下旬、ビオラを抜いて「ニチニチソウ ミスココ」を植えました。

ニチニチソウも次々と新しい品種が作られますね。

左は自生の青色フジバカマ(ユーパトリウム セレスチナム)。

増えすぎて抜き捨てたはずの園芸種の生き残りです。

 

やわらかいピーチピンク色の花は咲き進むと花色が淡くなります。

 

レイズドベッド(上げ床花壇)

初めは草花がよく育ち、今年は何を植えようかと楽しめました。

しかし、植え込んだ樹木の成長が著しく、びっしり根を張り、8年目にもなると草花の植えこみが困難になりました。

 

20025.5.16. ビオラ終盤、右下にホタルブクロ自生。

ドウダンツツジの間にシロバナトキワマンサク(左)とソヨゴ(右)。

 

左からカメリア’エリナ・カスケード’・ドウダンツツジ・シロバナトキワマンサク・ドウダンツツジ・ソヨゴ(どれも開花中 2026.4.12.)。

ここは居室と駐車場の間で道路からの目隠しの役目も果たす植え込みです。

今後は木々を剪定しやすいように草花は植えず、自生に任せることにしました。

 

2)中庭に今夏追加して植えた花

ニチニチソウ ミスココ

中庭の大きなプラントボックスにも今年は「ニチニチソウ ミスココ」を植えました。

 

八重咲トレニア  「セレスティア」

中央花壇にはトレニアの新種を植えました。

トレニア:アゼトウガラシ科ツルウリクサ属の一年草

学名:Torenia

分布:熱帯アジア、アフリカ

和名:ナツスミレ、ハナウリクサ

 

八重咲トレニアは京都府立大学の農学生命科学科で開発された八重の花を咲かせるトレニアを基に未来アグリス(株)が品種したものだそうです。

八重咲トレニア パールホワイト

小さなカーネーションのような花が次々と咲きます。

 

八重咲トレニア バイオレットブルー

葉や蕾はトレニアですが花は口をあんぐり開けたトレニアを連想することすらできません。

まだ咲き始め、これから秋まで咲いてくれるでしょうか。

 

80代になって運転をやめても新しいものが楽しめる、ありがたいことです。

iPhoneをポケットに入れ、Apple Watchを腕に付け、Goでタクシーを呼ぶ。

ひもじかった戦後の子供時代には想像すらできなかった豊かな日々を感謝します。

台風15号とミニ菜園 2026.8.

8月11日午後8時頃、台風15号が茨城県南部に上陸しました。

県内に台風が上陸するのは1951年の統計開始以来 初めてだそうです。

しかしつくば市の最大瞬間風速は16.7m。台風とは思えないくらいの風雨でした。

12日の朝の南の庭、つくばいの竹も飛んでいません。

手すりの下に草花が1枝 ↓  。

 

大型プランターに植えたニチニチソウでした。

 

飛んだのは1枝だけ。風に煽られたとはいえ、この日も花は咲いていました。

 

東花壇も南西から西側の木々や草花も大丈夫でした。

最後は北のミニ菜園。

2.5 m以上に育った白花モミジアオイも倒れず大きな花を咲かせていました。

でもちょっと待って! 後ろのトマトやキュウリの茂みが見えません!

 

ここには午前中預かっている息子の犬(チャーリー)が入らぬよう網戸をつけてあります。

開けて入るとびっくり仰天!

キュウリ4株の柵が倒れてトマト4株と共倒れ!

 

その後ろ左のナス2株は無事。右のピーマン2株は根本から折れていました。

後ろの茂みはアスパラ3株。

 

8年前転居してすぐ作った家庭菜園には毎年キュウリ・ナス・ミニトマト・ジャガイモ(キタアカリ)など少しづつ植えてきました。しかし狭い畑ではたちまち連作障害が出て特にキュウリはこの2年葉が枯れて殆ど収穫できず、もう止めようかと思っていました。

ところが今春 通販で連作に強い苗のセットを見つけ試作したのです。

キュウリ2種2本づつ・ミニトマト2本、トマト2本、ナス2本・ピーマン2本。

5月26日。

 

たしかに今年は皆よく育ちました(6 月14日)。

前から順に白花モミジアオイ・トマト・キュウリ・ピーマン。

 

7月6日 ミニトマトはユウスゲと競って2m近くになりました。

 

7 月6日 2種のキュウリ(イボのあるのとないのと)はとれすぎて悩みの種に。

 

真っ赤なトマト・大きく肉厚のピーマン・ミニトマト・ナス。

みな豊作でした。

ミニトマトはまだ冷蔵庫にどっさりあって料理に使っています。

 

でももう倒れ込んだキュウリとトマトは復元できません。

夫の助けを借りて8株分を支柱から外し短く切りました。

 

疲れて今日はここまでと終えた後、また雨が降り始めました。

 つくば降水量 11日   4mm

                          12日 15mm

                          13日 16mm 

でもこれでしばらく水遣りも不要です。

しかし息子の家の庭は特に被害はありません。

隣家の家庭菜園を見てもキュウリもトウモロコシも倒れていません。

うちのキュウリ・トマトは茂り過ぎて支柱に負荷がかかりすぎていたようです。

 

折れて芝生に落ちていたニチニチソウは一輪挿しにぴったり!

 

このあと千葉県では線状降水帯による記録的豪雨が突発しました。

千葉市降水量 13日 351 mm  ( 最大 1時間 115 mm )

 

その昔(1957年16才のとき)岐阜県多治見市で経験した集中豪雨による床下浸水を思い出しました( 記録を調べると降水量   476.9 mm )。

あと5cmで床上になるところで止まりましたが夜半停電の中、畳を上げてたいへんでした。

市内で最も低い所の住まいの方々は屋根に登って救助を待ったとか。

 

次々と報道される千葉市の惨状を知るとミニ菜園の被害など載せては申し訳なくなりましたが、今夏の私の庭の記録とします。

 

 

 

 

夏のつくば植物園 2026.6.23.-2

年々暑くなる地球、今夏も猛暑の日々です。

今年から最高気温40℃以上の日は「酷暑日」と言われます。

つくばでは7月の最高気温は37.0℃でしたが、もう植物園に行く元気はありません。

今回は6月23日につくば植物園で撮った植物を掲載します。

この日は熱帯雨林温室で食虫植物を見てから回廊に出ました。

見下ろせばシダなどが茂る緑の中庭。

 

左下の隅に美しいピンクの花を見つけました。何でしょう?

私のスマホの写真はボケていますが何とか識別可能、花の名前がわかりました。

 

メディニラ・マグニフィカ

ノボタン科メディニラ属の常緑低木

学名:Medinilla magnjfica

原産:フィリピン

これは「熱帯の宝石」とも言われ、京都府立植物園・夢の島熱帯植物館・新宿御苑・神代植物公園などで見られますが最近のつくば植物園では公開されていないようです。

この日は偶々隙間から見えただけでも幸いでした。

  

花弁のように見える淡いピンクは苞、その下に小花が房状に垂れ下がって開きます。

もっと近くで見られなくて残念!

 

狭い回廊にも見頃の花の鉢が展示されています。

 

コアジサイ

アジサイ科アジサイ属の落葉低木

学名:Hydrangea hirta

分布:関東地方以西の本州・四国・九州

我が家のコアジサイは淡青色ですが、ここのは白色の花でした。

 

装飾花が無いのが特徴です。

 

クサアジサイ

草紫陽花 アジサイ科草アジサイ属の多年草

学名:Cardiadra alternifolia

分布:関東地方以西の本州から九州

優しいピンクの花が咲き始めていました。

 

コブララン

ラン科マメヅタラン属の多年生草本

学名:Bulbophyllum   maximum

分布:アフリカ

一瞬どきりとしました。突然ヘビのような形が現れたのです。

 

よく見ると小さな花が並んでいました。中央の2花が開花中です。

 

左端に実ができていました。

 

バウヒニア ユンナネンシス

マメ科バウヒニア属(ハカマカズラ属)の落葉半蔓性の低木

学名:Bauhinia   yunnanensis

分布:中国の四川省、雲南省、貴州省

 

初めに登った階段は東側、これは西側の階段です。

フェンスに絡んで繁茂しているこのマメ科植物はなぜか「見頃の植物」として紹介されたこともないようです。

 

一見「ハギ?」と思った色合いでしたが、花はマメ科らしくない外観。

 

花はピンクの5弁花で径2cmくらい、花弁に濃い紅色の筋模様が入っています。

楕円形の小葉が2枚、蝶のように並ぶ葉も珍しい。

長く突き出した雄蕊3本の葯は反転。


エンドウのような実ができます(2025.7.11.)。


まだ画像は残っていますが今回はこれまでとします。

 

 

 

夕菅の咲く頃 2026.7.15.

梅雨明け間近、また厳しい季節の到来です。

あと10年と望んだつくばライフも8年目、体力低下を認めざるを得ません。

しかし庭の木々は年毎に茂り、宿根草は花の季節を忘れず開花しています。

 

アナベルホタルブクロ

6月、南西の庭のアジサイ’アナベル’が開花、自生の濃いピンクのホタルブクロと良い組み合わせになりました。

 

タリクトラム・デラバイ

愛知県で育てていたタリクトラム・デラバイ(Thalictrum deravayi)は華奢に見えても丈夫で、毎年長期に亘って花を見せてくれます。

本物のシキンカラマツと比べて見たいと思いながらまだ果たせていません。

 

アスチルベ

6月の東の庭には白のアスチルベとホタルブクロ(真ん中はシモバシラ)。

 

ヤマユリ

山百合 ユリ科ユリ属の多年生草本

 学名:Lilium auratum

 分布:東北地方から近畿地方に自生。北海道・四国・九州には栽培品が野生化。

 

今年も豪華な花が40花ほど咲きました。

ここは東の道路に面しているので通る人にも見てもらえます。

 

寒の頃株元に自家製堆肥を被せるだけです。


1週遅れで西南の花壇のヤマユリも貫禄のある姿を見せてくれました。

ここのはアナベルより高く伸びて朝日を浴びます。

 

オウゴンオニユリ

黄金鬼百合 オニユリの変種 ユリ科ユリ属の多年生草本

学名: Lilium lancifolium var. flaviflorum

分布:対馬のみ

 

今年はミニトマトが大きくなりすぎて葉が迫ってきて窮屈そうでした。

 

ユウスゲ

ワスレグサ科ワスレグサ属の多年草

学名:Hemerocallis citrina var.thunbergii

 

今年もユウスゲの季節になりました。

つくばの庭に植えた3株は日照を求めてミニ菜園の南西部に移植したところ、たちまち、逞しく育って私の身長を超え、花もたくさん咲きました。

 

ミニ菜園の西南部は陽も風もよく当たってユウスゲには適地だったのでしょう。

しかし私の夕菅のイメージとは少しずれるような気がし始めました。

 

昨年新聞で紹介された「歌集 ゆふすげ 」を購入しました。

著者は美智子さま。未発表歌 466首 解説 永田和宏氏 岩波書店

 

平成25年に御所のユウスゲの園で撮られた両陛下の写真が添えられています。

ユウスゲの丈は胸元くらいで、淡いレモンイエロー。

軽井沢町が贈呈したユウスゲだそうです。

 

それを見ながらもう一度来年新株を植える決心をしました。

やはりユウスゲには逞しさより優しさを求めたいのです。

淡いレモンイエローのやや細い花弁が好きです。

 

ナツズイセン

水仙 ヒガンバナ科多年草

学名:Lycoris squamigera

 

7月13日玄関に忽然と現れたピンクの花に驚きました。

ナツズイセンの花です!

私が植えたものではなく、この土地の先代の所有者が植えられたものでしょう。


確認したら同じ場所に同じような花が咲いた記録が残っていました。

2021.9.19.

それから5年、じっと深い地面の下で開花準備をしていたのでしょうか。

見直せば花数や傾き具合までそっくりです。

次の開花は?

もう私は見られないかもしれませんね。



 

 

ウツボカズラなど 2026.6.23.-1

6月23日(火)の午後、梅雨の晴れ間につくば植物園へ行きました。

教育棟では21日から「夏の洋蘭展」が始まっていましたが、団体さん到着で大混雑。

熱帯雨林温室の食虫植物コーナーでウツボカズラの花が咲いているそうです。

ここは車椅子では行けないところ。

最近歩行困難進行中のため、今のうちにと手すりに掴まりながら外階段を登りました。

 

24段の階段を上がってドアを開けるとそこは食虫植物の世界。

ウツボカズラの怪しげな袋がたくさん垂れ下がっています。

 

 

ウツボカズラ Nepenthaceae

靭葛 (捕虫嚢が矢を入れる靭に似ていて蔓性のものが多いことから命名)

   ウツボカズラ科ウツボカズラ属の蔓性食虫植物

分布:東南アジアの熱帯

       (東は南太平洋のニューカレドニア島、西はインド洋の端のマダガスカル島)

 

ネペンテス・キナバルエンシス

分布:ボルネオ島キナバル山のみ。

ウツボカズラの王様と言われるネペンテス ラジャ と ネペンテス・ビロサ の交雑種。

 

ネペンシス・ブルケイ

分布:フィリピンのパラワン島固有種

捕虫袋に赤い模様(黄緑色から赤褐色まで変化)が多く入ります。

 

袋の縁(ペリストーム)は比較的幅広く、美しい縞模様が現れます。

捕虫嚢の口縁部の内側下部は逆さの棘になって入った昆虫が出られない構造です。

また捕虫嚢の中には消化液を含む液体が溜まっていて落ち込んだ昆虫は捕虫嚢に共生するバクテリアの助けを受けて、消化分解され、植物の栄養源になります。

捕えられる昆虫はアリが多く、稀にハエ、ハチ、ガなどのようです。

 

ネペンテス・アルボマルギナタ

原産地:東南アジア(マレー半島・ボルネオ島・スマトラ島)

捕虫嚢の開口部の下に白い毛のリングが現れるのが特徴。

シロアリを誘き寄せて捕食するそうです。

 

ネペンシス シブヤンエンシス

原産地:フィリピンのシブヤン島

円っこい赤い捕虫嚢が美しい高山性ウツボカズラ。

枯れても工芸品として飾っておきたいような面白い姿です。

 

種名不明のネペンシス

鑑別はなかなか難しく大きな株でもこのまま展示されていました。

下部に液体が溜まっているのが見えます。半分以上溜まっているのもありました。

 

 

今までにも何回かここのウツボカズラを見ていましたが、花を見たことがありません。

今回は花が咲いているというので階段を上がってでも見たかったのです。

花が咲いていたのは ネぺンテス トルンカタ。

窓辺にひっそり! 見落とすところでした。

 

ネぺンテス トルンカタ

 

ウツボカズラは雌雄異株、これは雄花です。

花の直径は7〜8mm。

花糸は合着して柱状になり頂端に多数の葯が球状に付いています。

 

次は雌花? もうここでは見られないかもしれません。

でもありがたいことにGoogleで検索すれば画像を見ることができました。

 

<その他の食虫植物>

ムシトリスミレ

タヌキモ科ムシトリスミレ属の一種

美しい色の可憐な花が咲いていました。

花はスミレに似て距もありますが、花弁は合着。

葉には葉柄がなく、粘液を付けた細かい線毛で覆われ、粘液に捕われた虫を消化吸収するのだそうです。

 

ハエトリソウ

蠅取草 モウセンゴケ科

別名:ハエトリグサ、ハエジゴク

学名:Dionaea muscipula

分布:アメリカ合衆国(ノウスカロライナ・サウスカロライナ)

これは分かりやすい構造ですね。

 

ハエトリソウの花も純白で可憐。

 

清楚な花と似合わない葉身の変形(捕食器)。

 

久しぶりの温室はまだまだ楽しい発見がありましたが、もう締切時間です。

またの機会に報告しましょう。

コリダリスの仲間 2026.6.15.

コリダリス ソリダ?

2022年4月2日東花壇に見なれない葉を見つけました    。

 

2022.4.18. 4茎開花。

 

花はジロボウエンゴサクに似ています。

 

2022.4.26.

小葉は小さい被針形、種子は出来ずに落花しているようです。

これも春の妖精、夏には消えてしまいました。



翌2023年4月11日、開花しましたがこの年は花茎1本のみ。

さてこの花は何でしょう?

検索してもピッタリの花が見つけられず、ヤマエンゴサクの仲間?で終わりました。

 

2024年3月31日

翌春また芽生えました。根生葉は青緑色で紫褐色の筋模様が入っています。

しかしこの年は葉だけで開花には至らず消えました。

 

2025年も葉はたくさん出たものの花は見られず終了。

今年は1株のみ開花しました(4月11日)。


名札にもたげて写真を撮りました。


さてこの儚い花は何でしょう?

検索再開。

PictureThis では「ムラサキケマン」と。

Googleの画像検索では今年は初めて「コリダリス ソリダ?」と。

前の年に購入したジンチョウゲの株についてきたのではないかと思います。

しかしここに至るまでずいぶん長い時間が流れました。

 

ChatGPT

先月息子が私のパソコンに ChatGPT(無料版)を設定してくれました。

これで質問するとしばしの問答と画像追加の末、ごく短時間で回答が出ました。

Corydalis solida(コリダリス・ソリダ)の ヨーロッパ系園芸種 

年余に亘る疑問が数分で解けました! 

改めて「コリダリス・ソリダ」をGoogle検索するともっとふっくらしたピンクの花の画像が出てきました。

しかし、コリダリス・ソリダには園芸品種が多種あり、まだこの花と合致する品種を見つけることができません。

 

今回はコリダリスの仲間の特集にしました。

 

六甲高山植物園

六甲高山植物園は兵庫県神戸市の六甲山上にある植物園です。

牧野富太郎博士の指導を受けて植栽し、1993年に開園。

海抜865mに位置するため冷涼で高山植物など約1,500種が栽培されています。

 

2008年5月、初めて六甲高山植物園を訪れ感動、以後愛知県から新幹線で5回通いました。

2009年4月16日 エゾエンゴサクに初対面。

 

エゾエンゴサク

蝦夷延胡索 ケシ科キケマン属の多年性草本

学名:Corydalis fumariaefolia

分布:南千島、北海道、サハリン

地下に直径1〜2cmの塊茎を持つ。

 

2010年4月15日

生憎の小雨でしたが、山の中腹にカタクリが群生していました。

 

ところどころにエゾエンゴサクも咲いていました。

 

これが最後の六甲高山植物園になりました。

 

ジロボウエンゴサク

次郎坊延胡索 ケシ科キケマン属の多年草

Corydalis decumbens

分布:本州・四国・九州、台湾、中国。

 

Iさんからいただいて北の庭に植えたジロボウエンゴサクが南の庭にも現れました。

私はこれが好きで、いくら増えても大丈夫です。

 

ムラサキケマン

紫華鬘  ケシ科キケマン属の越年草

Corydalis  incisa

分布:日本全土、中国、台湾

庭の大型プランターに自生したムラサキケマンについては2020.4.4.のブログに書きました。

 

その後は種子が出来すぎて熟す前に抜去しました。

7

 

それでもムラサキケマンはたくましい。

ジロボウエンゴサクに紛れてまだあちこちに自生します。↓右端は ムラサキケマン。