レイズドベッド(上げ床花壇)

 2年前の腰椎術後にはガーデニングを止められました。

直後はしゃがむことができず、低い椅子に坐ると自力では立てなくなりました。

家事がリハビリ、次第に少しづつ回復しましたがもう元には戻れません。

それでも花も緑もない終の住まいはまだ考えたくない。

 

かっての「夕菅の庭」では助っ人さんに頼りましたが、こちらではそれはもう無理。

でもお蔭様でこちらでは家族の協力を得て庭遊びが続けられることになりました。

 整形外科からも椅子を使ってならと条件付きのお許しが出ました。

 

愛用の椅子 高さ: 左23cm ・右25cm

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腰を傷めた者が一人で園芸を楽しむ方法はないのでしょうか?

辿り着いたのは「レイズドベッド」raised bed(上げ床花壇)でした。

周囲をレンガ・石・木などで囲って盛り土した花壇です。

 プランターとの違いは外枠のみで底面が無いこと。

これならしゃがめなくても椅子に坐って作業することが出来ますし、庭木も地中深く根が張れます。

 

駐車場との境を兼ねてレイズドベッド(高さ45cm・長さ8m・奥行き1m)を造ってもらいました。

昨年 11月下旬植樹、そのあと大急ぎで売れ残りのビオラの苗を植えました。

右の木は赤い実をつけたソヨゴ。

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寒中には土が凍結するという予期せぬ危機もありましたが、無事冬を乗り越え、ビオラは驚くほど大株になりました。

4月、シロバナトキワマンサクドウダンツツジ開花。

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シロバナトキワマンサク

昨秋の台風の被害を受けて植えた時から葉が黄色っぽく、花が見栄えしません。

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ドウダンツツジは小さいのにしっかり花をつけました。

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5月 ドウダンツツジは緑の葉が出揃い、小型の椿エリナ・カスケードも開花。

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カメリア 'エリナ・カスケード'(Camellia'Elina Cascade')

中国の野生椿とヒメサザンカ(姫山茶花)との交雑種(園芸品種)。

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エリナ・カスケードの花を接写することを忘れていました。残り花を追加します。

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ここは道路に面していますので、冬も明るくなるようビオラを植えました。

高さが45cmある花壇は植え付けや草取りも平地よりかなり楽です。

椅子を使ったり、ブロックに腰を下ろしたりすることもできます。

追加工事になりましたが造ってよかったと思っています。

ここには1年草や小さな宿根草を植え、大きめの宿根草や低木は内庭に植えつつありますが、あれもこれも植えたくなって困ったものです。