つくば植物園 2024.6.8.

水無月に入ると早くも暑い日が続き外出がためらわれます。

そんな中、6月8日、午後もやや涼しい予報を見て植物園に出かけました。

 

すぐ目に飛び込んできたのは淡いピンクの花と緑の葉!

いつ植えられたのでしょう? 昨年は気が付きませんでした。

クラウンベッチ

    マメ科多年草

    学名:Coronilla varia

 別名:ツルレンゲ・タマザキ(クサ)フジ

 原産:ヨーロッパ

 

一昔前田んぼを覆ったレンゲソウを思い出します。

ゲンゲ(レンゲソウ 蓮華草)はマメ科ゲンゲ属の越年草で中国原産。

 

クラウンベッチは花も葉も柔らかい色合いで少しづつ大きい。

しかし、この優しさの奥に逞しい繁殖力が隠されていて、グランドカバープランツとして狭い庭に植えるとその後がたいへんになるようです。

 

メディカルティーツリー

  フトモモ科メラレウカ属の常緑低木

学名:Melaleuca alternifolia

原産:オーストラリア北東部

ハクモクレンの近くで白い花の大木を見つけました。

 

ブラシの先に羽毛のような白い花が咲いています。

 

ティーツリー?

1770年にクックがオーストラリアにたどり着いたとき、この属の植物の葉で茶をいれてその芳香を楽しみ「ティーツリー」と名付けたと言われています。

しかし、このメディカルティーツリーは飲用には向かず、香料や薬用に用いているようです。

 

 

スティラクス・スベリフォリウム

 エゴノキエゴノキ属の落葉高木

和名 ウラジロエゴノキ

学名 Styrax suberifolium

原産地:台湾、中国

 

二つの大きな温室の間の大木に変わった花が咲いていました。

 

白色の花冠は5裂して反り返り、10本の雄しべが突き出して雌しべを囲みます。

葯は黄色。

うちの庭に「トキワエゴノキ」がありますが、花の形はよく似てます。

 

葉は革質で分厚く、葉裏は黄褐色。

 

裏庭で伸び伸び育ったのでしょう。

 

堂々たる株元です。

 

キンギンボク(ヒョウタンボク

 スイカズラ科の落葉低木

学名:Lonicera morrowii 

果実が緑色から赤い液果になる過程が見られました。

キンギンボクの実は2個づつ着くのでヒョウタンボクとも言われます。

紅い実は美味しそうですが苦くて食べられないそうです。

『追加』この実は猛毒であるとの記載もありますが、有毒成分はまだ解明されていないようです。味見しないでください。

 

2019年5月3日に撮った花です。

花の色が初め白く、後に黄色になるのでキンギンボクと言われます。

 

今回は初めて見たものを集めました。

キンギンボクの花は前に撮ったものですが、実は初めてです。

まだまだ見たいものがたくさんありますが、すぐ脚が悲鳴を上げます。

また暑さに弱いため夏の間は来れるかどうか。