酷暑の和の庭

各地で豪雨の被害が出ていますが、つくばは降水量少なく厳しい夏です。

今朝やっと少し涼しかったのは束の間、午後はまた厳しい残暑が続いています。

第7波と残暑の夏、空調管理下の居間で前の庭を見ながら暮らす日々です。

前庭の左側は和風空間、真夏は花がありませんが、さまざまな緑が楽しめます。

これは今日10時過ぎ、ギラギラと暑い庭です。

 

ここは2019年2月和風コーナーとして造られスギゴケで覆われました。

旧宅から移植したツバキ侘助(左)とナツツバキ(右)の間にアセビを追加。

 

2020年6月 ナツツバキはしっかり根を張り、たくさんの花を付けました。

心配したスギゴケも思ったより順調に育って緑の絨毯のようです。

 

ところがその後、猛暑とモグラの侵入で維持困難になり、ついに今夏は身の安全重視でスギゴケを諦めることにしました。

朝夕の水遣りに加えて、草取り・落葉拾い・サッチングなどしゃがんでしなければならない作業が多いのです。しかも小椅子は使えません。

 

中央のアセビは昨年から元気がなく、葉の色が冴えません。

それでも少しは花を咲かせ、赤い新葉も見られるので回復を待っています。

 

ツバキの南側、隣地との境界の塀の前に植えた植物たちは意外に元気です。
左からギンモクセイ、シモバシラ・斑入りヤツデ。

 

トキワエゴノキ

この木は左のソヨゴ、右のツバキの間に倉庫が見えるのを隠すために、2019年4月追加で植えました。しかしその後3年間は花も咲かず、冬季は葉の色も褐色がかって目立たず、忘れられた存在でした。

下部では左からヤツデが侵入、右から冬咲クレマチスが這い上がって冬の間花を咲かせていました。

 

そのトキワエゴノキに今年5月、初めて花が咲きました。小さな白い花です。

葉はやや褐色がかった緑色で葉の長さは7〜8cm。


近くで見るとピンクの萼にと白い花弁の蕾が下垂。

 

開花すると5枚の花弁が巻き上がってなんともかわいい花でした。

 

最近こんな実がなっているのに気付きました。

改めて「トキワエゴノキ」を検索してみましたが、何故か学名も明記されていません。

東南アジア原産のようで中国では山茉莉と呼ばれてるとか。

しかし園芸界では人気があってかなり流通しているようです。

 

イヌシデ

 犬四手、犬垂、カバノキ科クマシデ属の落葉高木
 別名:シロシデ
 学名:Carpinus tschonoskii
 分布:岩手・新潟両県以南、朝鮮半島、中国
 

我が家のイヌシデは3年前プランターの付属品としてこの庭に来ました。

 

昨年までは8月になると落葉が始まっていましたが、今年はまだ元気です。

プランターの底から地中に根を伸ばしたのかもと推察しています。

 

この木の一番美しいのは春の芽吹きの頃(2202.4.11.)。

 

葉の側脈は12〜15対(近縁のクマシデは20〜25対)。

 

雌雄同株で雄花・雌花が下垂するそうですが、それが見られるのは何年後でしょうか?

 

ウラハグサ(フウチソウ)     ←2022.8.21.更新

         裏葉草    イネ科 ウラハグサ属の多年生草本

         学名:Hakonechloa macra
         別名:フウチソウ(風知草)

   分布: 関東地方西部から紀伊半島

つくばいの前のウラハグサは花穂が出て風に靡いています。

初めフウチソウと記載しましたが、正式和名はウラハグサでした。

学名は箱根のchloa(草)、箱根近くに多く見られるからだそうです。

葉が表裏反対になっているからウラハグサ。

園芸店ではフウチソウとして販売され、私は今日までそれが和名かと思っていました。

改めて調べてみると和名はウラハグサ、命名牧野富太郎博士でした。

 

庭には四季折々、鳥やチョウも訪れてくれます。

今年はヒヨドリが少ないよう、最近はハクセキレイムクドリが多い。

スズメも暑いのか砂浴びではなく、つくばいで水浴びをしていきます。

ムクドリ軍団も撮ったのですがガラス戸越しですから写真がボケて残念。

このハクセキレイは3羽1組でした。

猛暑と新型コロナ第7波、厳しい夏でした。

ブログもスランプ、やっと一番身近なところを記載しました。