はや9月も中旬、秋の気配の漂う頃のはずですが、今年はまだ残暑が続いています。
日中は暑くて庭に出る気になれず、朝と夕に最低限の水遣りや草取りをするのみ。
そんな中、予期せぬ花が開花しました。
「ミヤマガンショウ」の返り咲き
学名:Michelia maudiae
原産:中国(中国名:深山含笑)
我が家の庭に植えたミヤマガンショウは今年3月10日頃、たくさんの花を咲かせました。
これについては今年の4月に記事にしました。
9月6日、この木にまた花が咲いていることに気付きました。
春のような優雅な花は見当たりません。
北側道路に回れば花は後ろ姿。
あちこちに赤い実も見えます。初めての結実です。1花に1〜4個。
確かに愛知の庭に植えていたカラタネオガタマの実(袋果)に似ています。
愛嬌のある赤い実です。花に比べて実は少ない。
この赤い実の中はどうなっているのでしょう。
まだ新しい園芸品種のためか、検索しても実についての記載は見当たりません。
一つ採取して確認することにしました。
袋果を割るとクリーム色の楕円球の種子が見えました。果実 21x13 mm。
取り出した種子は12x8mm。
この種子も秋にはカラタネオガタマ や ハクモクレンのように赤くなるのでしょう。
レンゲショウマ
2021年春キエビネ発注時、レンゲショウマの苗を1株だけ加えました。
今まで高嶺の花と諦めていましたが、やはり一度は試してみたかったのです。
苗は蕾ができた状態で届き、辛うじて花も咲きましたが、この庭で咲かせた花ではないからブログには載せず、翌年を待ちました。
咲いたばかりの花を接写しました。
翌2022年、葉は出たものの花は咲かずに終わりました。
今年は元気な葉が展開(4月28日)。
蕾もできました(5月31日)。
ところが気温が高すぎるのでしょうか、蕾は大きくなりません(7月5日)。
1花も咲かずに蕾も葉も枯れました。
周りのセキヤノアキチョウジ・オダマキ・コウヤボウキ・ハンショウヅル・オウギカズラは枯れずに残っています。
もし来年発芽してくれたらもっと日陰になるところへ移植しましょう。
キレンゲショウマ
黄蓮華升麻 アジサイ科キレンゲショウマ属の多年草
学名:Kirengeshoma palmata
北側に植えたキレンゲショウマ2株のうち1株を今春 南の半日陰に移植しました。
ツリバナとアオバナギンバイソウに攻めらていたからです。
順調に葉を開いて蕾を付けました(6月6日)。
7月9日。これ以上開花が進まず、葉の色が冴えません。
移植に耐えてここまでは頑張ったのですが、連日の酷暑に力尽きた感じです。
5年前転居したときは愛知に比べて涼しいと感じたつくばでしたが、今年の暑さは山野草にはきつすぎました。
今夏の暑さも空調の効いたこの終の住まいに居れば安泰と思っていましたが、今夏は築5年にして空調4機のうち2機が次々と故障。
修理も順番待ちですぐには来てくれません。2機目は明日の予定です。
しかし前回修理に来た方々の本当に噴き出し流れる汗を見れば、何も言えません。
植物たちにも過酷な日々、特に山野草には厳しい夏でした。