真夏の上げ床花壇

転居後10か月、土が露出していた庭も徐々に緑で覆われつつあります。

レイズドベッド(上げ床花壇)では秋に植えたビオラが6月初めまで咲き続けました。

それまでに横に広がる小花の苗を株間に植え込み、徐々にビオラを抜去。

やはりこの高さだと縁に腰掛けて植え替えができるのでとても楽でした。

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次は盛夏を乗り切る耐暑性の花が望まれます。

さて選んだ花は?

新しい花の名前が覚えきれませんので私自身のために名を記しておきます。

左からロベリア アズーロコンパクト、ペチュニア ホワイトメモリーズ、

ピンクの八重咲きベゴニア。

後ろのマサキには植物園で買った紫色のクレマチスを這わせました。

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 左の端にはコンボルブルスが下垂中。

苗の仕入先は車で行きやすい2軒の園芸店と稀にネットショップです。

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ドウダンツツジは6本とも元気に育っています。

花壇左からロベリア リチャードソニー、姫月見草、ロベリア アズーロコンパクト。

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ロベリア リチャードソニーはチョコレート色の茎が横に這う強健種。

花は疎らにつき、花の長さ<2cm、花弁が尖っています。

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ロベリア アズーロコンパクトは花が密集しドーム状に咲くのが特徴。

花の長さ<1.5cm、下方3枚の花弁先端は円い。

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 二種のロベリアの右は斑入りのハーブ「オレガノ カントリークリーム」。

このハーブはとても丈夫で発育旺盛、左下の白い部分が花です。 

ロベリア リチャードソニーが侵入しています。

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このオレガノは生育よく葉だけでも充分ですが、白または淡い藤色の花が咲きました。

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紫色はスーパートレニア カタリーナ。

どんどん横に広がり、トレニアより頼もしい品種です。耐寒性はありません。

ピンクの花は八重咲きベゴニア、この酷暑にもめげず次々と開花しています。

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ペラルゴニューム シドイデス

南アフリカ原産のペラルゴニュームが通販で入手できました。

シルバーを帯びた葉や茎とワインレッドの花とがシックな雰囲気を醸し出しています。

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花を拡大。花径約15mm。魅惑的な色合いです。

耐寒性ありとのことですが、この花壇で越冬できるかどうか?

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ペラルゴニウム オーストレイル

深緑色の葉が土を覆い、ところどころに清楚な白い小花が散房状に咲きます。

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花の直径は約1cm。

オーストラリア原産で耐寒性もあるようですから、繁殖を期待しています。

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この花壇は家の東側にあり、この酷暑の朝日をまともに受けます。

やはり上げ床花壇の宿命として水遣りが欠かせません。

姫月見草はこの中では最も華奢な花、元気な写真を撮り逃してしまいました。

辛うじての1枚。

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立秋は過ぎたもののまだまだ残暑が続きそうですね。

それでも愛知県の暑さに比べるとやや楽かとは思いますが、春からせっせと植えてきた花たちが枯れないよう水遣りもたいへんです。

ブログに残しておきたいことがいろいろありますが、なかなかまとまりません。頭の回転も手足の動きも鈍くなって睡魔に負ける日々です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユウスゲとヤマユリ

  ユウスゲ

  夕菅 

  ワスレグサ科(←ユリ科) 別名 キスゲ

       学名: Hemerocallis citrinai var. vespertina

ユウスゲは私のブログのタイトル(夕菅の庭・夕菅の日記)の花、新しい庭にも移植したいと思っていました。

しかし愛知県の庭のユウスゲにはアブラムシが沢山付いていましたから、友人が自分の畑で育てた健康なユウスゲを後から送って下さることになりました。

 

3か所に植えたユウスゲは無事冬を越し、3株とも蕾ができて2株は開花中です。

午後4時ころより開花。葯も順に開いてオレンジ色の花粉が見え始めました。

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今年は雨が多く、止んだ時は風が吹いて写真が取り辛い。

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でもこれで「夕菅の日記」も裏付けが出来ました。

この日は3花開花。朝にはしぼむ一夜限りの花です。

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幸せなひとときも束の間、またまたアブラムシを3株全部に発見、愕然としました。

愛知県で悩んだのと同じく キスゲフクレアブラムシ です。

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小さな幼虫から羽のある成虫までサイズもまちまち。

大きなお腹の有翅型のメス。

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大小様々な幼虫は色も様々、ロウ状物質で覆われると白く見えます。

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こんなに小さいのに白い幼虫もいます。

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このアブラムシは一体どこから来たのでしょう。

ようく見ると茎にも幼虫の集団を見つけました。

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拡大してみると左の葉にもおそらく幼虫が残したであろう小さい褐色のしみがたくさん付いています。

今年のアブラムシはまだ少ないので手指やピンセットで簡単に除去できました。

とにかく今年は見つけ次第捕ることにしましょう。     

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送って下さった友人は肥料をたっぷり与えればアブラムシは出ないといわれます。

初めが肝心、施肥と観察で様子をみましょう。

 

ヤマユリ

 山百合 

 学名:Lilium auratum( auratum =「黄金色の」)

 分布:東北地方から近畿地方に自生。北海道・四国・九州には栽培品が野生化。

 花期:7月

ヤマユリはユリの王様と言われるように最も豪華なユリです。  

昨秋、花友達にいただいた球根が4月に発芽、2株とも大きく育って開花しました。 

初めに咲いたのは東庭のヤマユリ、これは3輪目が開花したところです。

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直径20cmを超える大輪が横向きに咲きます。右はクレマチス

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 最後は4輪揃い咲き、辺り一面に芳香が漂いました。

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一足遅れて中庭のヤマユリも元気に開花。

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最後はこちらも4輪揃い咲き。さすがに王様の貫禄です。

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今年は栄養も陽当たりも良い位置でたくましく育ちました。

 長雨のおかげで水遣りも不要になり、庭の植物たちはしっかり根付いたようです。

 





 

 

 

 

 

 

 

 



 

ナツツバキの落花

6月25日の朝、苔の上にナツツバキの落花を発見。

今年の初花です。

ナツツバキは一日花、前日咲いた花でしょう。

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梅雨の晴れ間に懐かしい花を撮りました。

この木は昨年転居に伴い、愛知県から移植したものです。

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前の庭に植えてから41年目。樹高は5mくらいでしょうか。

引っ越しには耐えたものの、かなり剪定されて今年は花数も少ないようです。

連日曇り空で花は見にくい。

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ナツツバキの幹はいつも抽象画のようで楽しい(4月14日)。

冬の間はもっと赤っぽい木肌でした。

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 6月30日

この日は雨に叩かれて次々と落花。f:id:yuusuget:20190705021510j:plain

 

落ちた花は花弁の傷みも少なくもったいない!

ナツツバキは雌しべを残して花弁と雄しべが一塊のまま落下します。

 中心に穴が開いていることが落花の証し。

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夕方、大声で呼ぶ声に気付いて庭に出ると、芝生に白い帯!

えっ? 後期高齢者作のモダンアート

今日落ちた花が一列に並んでいました。

確かに雨上がりの芝生に映えて美しい。

芝生はすぐ近くに住む息子の作品、やっと生え揃ったところです。

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翌日 帯はさらに伸びました。

左のピンク(ベゴニア)に始まり、右の方にはタイワンツバキの紅い落ち葉も。

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 3日目の夕方、5才の孫が来ました。

新しい落花を拾って来て、あっという間に様変わり! 

初めの花達は縮んで褐色になっています。

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 歌いながら踊ってくれました。

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今年は花数が少ないと思っていましたが、こうして数えてみるとたくさん咲いたいたのですね。

こんなふうに落花を楽しんだことは初めてです。

落ちた花達は小さな菜園の作物の残りと共に庭隅で堆肥になります。

 


ナツツバキの花についてはかって「夕菅の庭」に記しました。

https://yuusugenoniwa.blog.so-net.ne.jp/2017-07-05

 






 






 

 

 

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初夏のつくば植物園

つくば植物園の初夏の花の中から、初対面の花を数種集めました。

 

中央にある池に架かった橋の名は「つくばね橋」。

5月9日、その向こうが白い花で霞んでいました。

なんの花でしょう?

ツクバネウツギ! そうか、それで「つくばね橋」になったのですね。

 

ツクバネウツギ

イカヅラ科 の落葉低木、 本州・四国・九州に分布する日本固有種。

学名:Aberia spathulata 

アベリアの仲間です。

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 白い花に付く5枚の赤紫色の萼片。

これが羽子板遊びの衝羽根(ツクバネ)を想わせたのでしょう。

f:id:yuusuget:20190620170210j:plain花冠の内側のオレンジ色の編模様も斬新です。

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キンラン

ラン科キンラン属 

学名: Cephalanthera falcata 

分布:日本(本州、九州)、中国、朝鮮。

5月3日、奥のほうの広葉樹林帯で初めてキンランに出会えました。

ポツンポツンと落ち葉の中や通路にひょっこり立ち上がって咲きます。

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木漏れ日の下、花はほとんど蕾か半開状態。

 この1本だけ、辛うじて中の花粉塊が見えました。

(どれも画面をクリックすると大きくなります。)

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5月9日、帰りがけに突如輝くような黄色の集団を発見。

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イテア・ユンナネンシス

ズイナ科ズイナ属(←ユキノシタ科)の常緑中低木、中国原産。

学名:Itea  yunnanensis   

レースの紐が風に揺れるよう。

花はズイナにそっくりですが、葉に光沢があります。

コバノズイナの仲間です。

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小さな花は花弁5枚、雄しべ5本、雌しべ1本。

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 キスツス・キプリウス

ハンニチバナ科ゴジアオイ属の常緑低木

学名:Cistus cyprius

原産地:南欧北アフリカ

これも初めて見る花、ムクゲ日の丸に似ていますが明るい妖気を感じます。

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 左下の花を拡大してみます。

5枚の白い花弁の基部に深紅の斑点。

雌しべは沢山の濃黄色の雄しべに囲まれています。

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セイヨウニワトコ

レンプクソウ科(←スイカズラ科)の園芸品種 、樹高2〜9m。

学名:Sambucus nigra'Black Lace' 

原産:北アフリカ〜ヨーロッパ、西アジア

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咲き始めは淡いピンクの小花が密集して20cmくらいの散房花序になります。

ニワトコもセイヨウニワトコも古くから薬用植物として栽培されてきました。

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 ノゲシ

ケシ科の越年草

学名:Glaucium flavum

分布:地中海沿岸、西アジア

かわいい黄色の花の周りに長〜い果実がニョキニョキ。

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5〜8cmの橙黄色の花弁が4枚。

葉や茎はアルカロイドを含み有毒ですが、種子には含まれず搾った油は食用になるそうです。

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ホソナガバミズアオイ

 細長葉水葵

ミズアオイ科の多年生草本

学名:Pontederia cordata var.lancifolia

分布:北米東部

水辺に美しい薄紫色の花穂が見えました。

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花穂の周りに6弁科の花が並んでいます。

花は下から順に開くそうです(画面をクリックしてご覧ください)。

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 6月4日、遠く淡路島からブログで繋がった友人とそのお友達が来て下さいました。

つくば植物園も全部ご案内したかったのですが、術後の脚では中央部がやっと。

植物の説明もろくろくできず、申しわけないことでした。

植物も待った無し、やはり、その日その時の記録をブログに残すしかありませんね。

 

 





 

庭の樹木 2019.6.4.

新しい庭の空間が少しづつ緑で埋まっていきます。

前の庭で思い入れが深かったものはやはり復活したくなりました。

右端からツリバナ、中央がマルバノキ、その左はシデコブシ

中央奥の常緑樹は新顔のタイワンツバキです。

 

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半年前の同じ場所の写真です。

中央のタイワンツバキの右の銅葉はポップブッシュ・プルプレア。

この木だけ冬越しできずに枯れ、代わりにシャクナゲモドキ(ロドレイア)が植えられました。

左は前の庭から運んだヤブツバキ。 

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タイワンツバキ(ゴードニア)

中国大陸南部・台湾 に自生するツバキ科の小高木。

花はナツツバキに似ています。但し花期は10〜1月。

上の画像にも低いところで少し花が見えますね。

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シャクナゲモドキ(ロドレイア)

中国(南部)-マレーシア地域に分布するマンサク科の小高木。

 下垂する紅い花が咲きました。

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ツリバナ に小さな花が咲いています(5月14日)

風で揺れて揺れて今年は接写失敗。前のブログのツリバナを添えました。

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マルバノキの花期は10〜12月、今は若葉が美しい。

f:id:yuusuget:20190530175041j:plain     

シデコブシ(別名 ヒメコブシ)

https://yuusugenoniwa.blog.so-net.ne.jp/2014-04-24

前の庭のシデコブシはなかなか育たず、2年前に枯れてしまいました。

シデコブシは故郷が自生地(この項訂正2019.6.8.  自生地は東海3県の丘陵)。

園芸店ではヒメコブシの名で販売されることが多いようです。

やはり、この花を見るとついカートに乗せてしまいました。

でもこちらの庭でも花が咲くや否や、ヒヨドリの襲撃を受けました。(2019.3.21.)

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シャクナゲ

寒さに強く手間いらずの常緑樹、切り花にも重宝しますからこれも是非。

セイヨウシャクナゲ ”ウイリアムキング”

紅い花が多いのですが淡黄色を選びました。

花が終わった後も濃い緑の葉が頼もしい。

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 ニホンシャクナゲ

これはピンクの蕾が開くと白い花になります。

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 シロヤマブキ

この木には愛着があります。

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 一昨日園芸店の奥の方でなつかしい葉を見つけました。

ナツロウバイ? もう古い家と共に卒業したと思っていた花木です。

近づくと何とその中の1本に花が一つだけ咲いていました。

やはりこの木はその瞬間に私のものになりました。

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カルミア ラティフォルミア

これはワンコインで購入した小木。

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 まだこの他に常緑ヤマボウシ、アオハダ、アオダモ、クロモジ、ヒメシャラ、ジューンベリーなどがあります。

もうここらでストップですね。

 

 

 

 

 

 

ハンカチノキ 2019(つくば植物園)

ハンカチノキ

 ヌマミズキ科ハンカチノキ属(←ミズキ科←ハンカチノキ科)の落葉高木

 学名:Davidia involucrata

 分布:中国西南部の山地

 Armand David(フランス出身の神父・生物学者が初めて報告したため

 Davidia と命名されたそうです。

 白い2枚の苞葉が美しく、ハンカチの木(Handkerchief tree)とか、鳩の

 木(Dove tree)とか呼ばれることも頷けます。

 

つくば植物園のハンカチノキは驚くほど高木です。

しかし、低いところにも枝が出ているため花を近くで見ることができます。

5月2日、初めて見たハンカチノキの花。

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風ではためいて、いかにも枝に結んだ白いハンカチのようです。

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苞葉の間の球形のものが花?

この花には花弁や萼片は無く、多数の雄花と一個の両性花からなる頭花を形成するのだそうです。

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 苞葉は乳白色で大小2枚。大きい苞葉は15〜20cmくらい。

残念ながらもう少し早く来るべきでした。

すでに雄花は黒くなり散りかけています。

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辛うじて1花、赤っぽい未開の葯が密集した花(花序)をみつけました。

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赤っぽい葯が開くと花粉が出て、葯は小さい黒っぽい点状に見えます。

雌しべのある両性花は見当たりませんね。

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やっと緑色の雌しべが見つかりました。

左中央部に突き出している緑色の部分です。

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 5月9日、子房が 円く膨らんでいました(左の花)。

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 雄しべはほぼ脱落し果実が育ちつつあります。

果実は長さ3.5cmくらいの石果になるそうですからまた楽しみです。

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つくば植物園の「植物図鑑」によればこの大きな苞葉には「フラボノイド」が多量に含まれているのだそうです。

フラボノイドは生物に有害な紫外線を吸収する働きがあり、この日傘が紫外線をカットし可視光だけを通す「すぐれもの」であることがこの植物園の研究者らによって明らかになったと記されていました。

 

「つくば植物園」 について

今まで「筑波実験植物園」と記載していましたが、そのホームページに

平成16年5月 植物園の名前(通称)が「つくば植物園」に決定」 と

記載されているのに気付きこのブログでは親しみを込めて「つくば植物園」

と記すことにしました。

それに伴い、今までの「筑波実験植物園」も「つくば植物園」と置き換えま

した。

 

レイズドベッド(上げ床花壇)

 2年前の腰椎術後にはガーデニングを止められました。

直後はしゃがむことができず、低い椅子に坐ると自力では立てなくなりました。

家事がリハビリ、次第に少しづつ回復しましたがもう元には戻れません。

それでも花も緑もない終の住まいはまだ考えたくない。

 

かっての「夕菅の庭」では助っ人さんに頼りましたが、こちらではそれはもう無理。

でもお蔭様でこちらでは家族の協力を得て庭遊びが続けられることになりました。

 整形外科からも椅子を使ってならと条件付きのお許しが出ました。

 

愛用の椅子 高さ: 左23cm ・右25cm

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腰を傷めた者が一人で園芸を楽しむ方法はないのでしょうか?

辿り着いたのは「レイズドベッド」raised bed(上げ床花壇)でした。

周囲をレンガ・石・木などで囲って盛り土した花壇です。

 プランターとの違いは外枠のみで底面が無いこと。

これならしゃがめなくても椅子に坐って作業することが出来ますし、庭木も地中深く根が張れます。

 

駐車場との境を兼ねてレイズドベッド(高さ45cm・長さ8m・奥行き1m)を造ってもらいました。

昨年 11月下旬植樹、そのあと大急ぎで売れ残りのビオラの苗を植えました。

右の木は赤い実をつけたソヨゴ。

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寒中には土が凍結するという予期せぬ危機もありましたが、無事冬を乗り越え、ビオラは驚くほど大株になりました。

4月、シロバナトキワマンサクドウダンツツジ開花。

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シロバナトキワマンサク

昨秋の台風の被害を受けて植えた時から葉が黄色っぽく、花が見栄えしません。

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ドウダンツツジは小さいのにしっかり花をつけました。

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5月 ドウダンツツジは緑の葉が出揃い、小型の椿エリナ・カスケードも開花。

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カメリア 'エリナ・カスケード'(Camellia'Elina Cascade')

中国の野生椿とヒメサザンカ(姫山茶花)との交雑種(園芸品種)。

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エリナ・カスケードの花を接写することを忘れていました。残り花を追加します。

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ここは道路に面していますので、冬も明るくなるようビオラを植えました。

高さが45cmある花壇は植え付けや草取りも平地よりかなり楽です。

椅子を使ったり、ブロックに腰を下ろしたりすることもできます。

追加工事になりましたが造ってよかったと思っています。

ここには1年草や小さな宿根草を植え、大きめの宿根草や低木は内庭に植えつつありますが、あれもこれも植えたくなって困ったものです。