学名 : Ardisia japonica
別名:十両(ジュウリョウ)
分布:日本・朝鮮・中国・台湾。
家の周りは「犬走り」とよばれ、 一般にはコンクリートや砂利で埋めるようです。
でも私は敢えて土を残し一部にはレンガの小径を追加してもらいました。
しかし、転居後すぐ芽生えた雑草に慌て、玄関脇は前庭と同時に庭師さんに依頼。
届いたプランの下草はヤブコウジ・クリスマスローズ・ツワブキでした。
ヤブコウジは想定外でしたが試してみることにしました。
2018.11.20. ヤブコウジ植え込み終了。緑の葉の陰に赤い実がちらほら見えます。
数十株のヤブコウジ。左手前の大きい葉はヒャクリョウ。
前の庭にもヤブコウジはありましたが1株だけ。こんなに植えてはもったいない感じでした。
ツワブキやシャクナゲ、前の庭からのクリスマスローズなども加えて完了。
しかしその後は−6℃に達する寒さとつくば 下ろしが苗を傷めました。
3月10日、ヤブコウジの葉は紫褐色に変わり果てました。
4月7日、枯れるのか、回復するのか悩ましい状態です。
5月2日、若葉が出てきました。どの株も生きていたのです!
紫褐色に痛んだ葉に緑色が蘇り、中心からは若葉が広がりました。
伸びた地下茎の先にも若葉が育っています。
小さな蕾も見えていますがその後の花の写真を撮りそこねました。
(花は前のブログのツルヤブコウジ とよく似ていました。)
9月12日、通路の両側にヤブコウジの緑が広がりました。
東側は日差しが強過ぎて葉が黄ばんでいます。右はマホニア コンフューサー。
10月31日、日陰ではヤブコウジ本来の濃い緑の葉が繁茂。
ツワブキも大株に育ちました。
12月6日、ヤブコウジは2年目の冬も紅葉しました。
しかし、昨冬のような枯れ色はなく、豊かな紫紅色です。
2020年1月10日、ヤブコウジの紅葉は日当たりが良いところに顕著。
ツワブキ(右)は育ちが悪く貧弱でしたが綿毛になっています。
午前中 日が当たるところのヤブコウジの葉は紫紅色。
3月21日
奥の日陰になる部分ではヤブコウジの葉はやや紫色を帯びた深い緑色です。
東側のヤブコウジは昨年に比べ株は育っていますが、葉が焼けて褐色が目立ちます。
冬の寒さと夏の直射日光、共に苛酷だったようです。
今年はここのヤブコウジを少しづつ前庭の日陰へ移し、造り直そうと思っています。
ヤブコウジには斑入りなど多くの栽培品種があります。
江戸〜明治時代には驚くべき高値で取引されていたことがあったそうです。
ヤブコウジが一面に繁ったらいいなと思いましたが、日当たりの良いところでは無理でした。
しかし半日陰や日陰ではグランドカバープランツとしてお薦め出来ます。
今年の早春は新型コロナウイルスにかき乱されましたが間も無く桜が咲きます。
次のブログには春の花たちがお待ちかねです。
前の庭から送ってもらったクリスマスローズもこんなに大きくなりました。