1)モグラ
長い長い梅雨でした。明ければ猛暑、今年は厳しい夏ですね。
7月中旬、梅雨の止み間に庭に出ると芝生と花壇の境目に土が盛り上がっていました。
辿っていくと 家庭菜園から苔庭までコの字に3辺、合計15mくらい続いているようです。
終点はナツツバキの根元。
ここは初めて育てたスギゴケの庭です(2020.6. 8.)。
モグラは容赦無く苔を蹴散らして掘り進んでいます。
芝生が苔庭に侵入するのを防ぐため昨年末に息子が造ってくれた境界に沿っています。
一度掘ってあるから掘り易いのでしょう。
つくばいの近くは水っぽいのか、ここで方向転換、根元に向かっています。
そのとき、ここの黒っぽい土がもこもこ動きました!
発掘進行中! モグラはこの下にいる!!!
でもどうすることもできません。掘れば苔が傷みます。
見逃せばもっと荒らすでしょう。
とっさに近くの散水ホースを伸ばしてストレート放水!
これが有効だったようです。発掘は止まりました。
その後、バックして畑に帰りさらに裏庭へ、そしてどこかへ消えたようです。
やれやれ!
2)セスジスズメ幼虫
玄関の北の通路脇に昨春から自生しているアカバナユウゲショウが通路を塞いでいます。
そろそろカットしないと思いつつも花を見ると切りにくい。
と、突如怪物現る!!!
一体どこから来たのでしょう!
背伸びしてユウゲショウの葉をもりもり食べています。
愛知の庭でも撮りましたが、こんな大きな幼虫は初めてです。
もうすぐ蛹になりそうです。体長10cmくらいに思えましたが文献では8〜9cmと。
そのまま放置、跨いで通りました。
食草はヤブガラシなど、これは隣地にありましたが食べ尽くしたのでしょうか。
幼虫は翌朝には消えていました。
これは2011年9月 愛知の夕菅の庭で写した成虫です。
3)ワタノメイガ
綿野螟蛾 一般にハマキムシ(葉巻虫)といわれる蛾の一種
ツトガ科 ノメイガ亜科
アオイ科の花は大らかで好きですが、虫がつき易いのが欠点です。
昨年植えた タイタンビカスが今年も大きく開花しました。
ところが今年はワタノメイガの発生が夥しい。
次々と葉が巻かれ、花まで食べられます。
虫のいる葉を見つけると部分切除していますから、もうまともな葉が少ない。
前の庭ではスイフヨウやオクラにはフタトガリヤがよくつきましたが、こちらでは今のところ見つかりません。
ワタノメイガはくるりと巻いた葉を白い糸で止めています。
巻いた葉の中には青い幼虫が1匹づつ。
小さいのは長さ1cmくらい、大きな幼虫で約2cm。
これは裁縫上手な幼虫、しっかり糸で止めてあります。
葉を噛み切って、くるりと巻いて糸で止める。たいしたものですね!
食料でできた住まい、安全で涼しそうです。ここで蛹になって羽化。
幼虫の後は清らかな花の画像で終わりましょう。
タイタンビカスの花は朝咲いて夕には萎む1日花。
この花はモミジアオイの苗を探していたとき、偶々見つけたアオイ科の新しい園芸種です。
花の直径は約20cm。
つくばでも何ら防寒せず越冬しましたが、ワタノメイガに弱いのが残念です。
招かれざる客3題、しかしこれらを書くうちに、それぞれの生命力に打たれました。
それでも私は植えた植物たちを守らねばなりません。