家庭菜園4年目
昨冬、我が家のミニ菜園の冬野菜は寒波で全滅しました(家庭菜園3年目)。
茨城は農業県、美味しい野菜は容易に入手できます。
私自身は6年前、腰椎の大手術を受け、ガーデニングには無理がある身。
それでもまた昨秋少しばかり冬野菜の種子を撒いてしまいました。
これは昨年12月4日の家庭菜園です。
前列から早生の小蕪、中蕪、水菜、菜花、ミニトンネルの中はスナップエンドウ。
後は2株のアスパラです。
モンシロチョウが遅くまで来て、カブの葉は穴がいっぱい。
12月初めには小蕪や水菜が毎日収穫できました。
ところが年末の寒波!
フェンスの隙間から容赦無く強風が吹き荒れ、か弱い野菜はなぎ倒されました。
続く今年初めの低温と次々襲う強風により致命的被害を受けました。
菜花は蕾が食べきれなかったら花を咲かせようと楽しみにしていましたのに再起不能。
水菜もスナップエンドウも地に伏したまま。
2020 年春の菜花です。気候によってまさに天と地の違いです。
蕪も全滅かと思われました。
しかし、中蕪は辛うじて生き残りました。
コロナ禍の買い物は原則週1回、新鮮な野菜は貴重品です。
私は蕪をスライスし少しの塩でしんなりさせて、湯がいた葉とユズの千切りを混ぜた即席漬けが大好きです。
蕪は煮ても蒸しても美味しい。寒ブリやスモークサーモンとのカルパッチョも。
仔犬のチャーリーも野菜が大好き。
畑のカブを自分で咥えて抜いて齧り付いたこともあります。
でも今は御法度!
庭の斑入りアオキを剪定した枝で仔犬を遊ばせたことがありました。
アジサイの葉で食中毒を起こしたヒトの話は聞いていましたから、アオキも毒性を確認したつもりでした。ところがその夜、仔犬は嘔吐を反復したそうです。
遊んだ茎を確認すると、一端がかじられ樹皮がめくれていました。
もう一度検索すると何と犬や牛に「アオキ中毒」の報告があることがわかりました。
中毒物質はアウクビン。
ヒトには生食可能な玉葱がイヌには禁忌、他にもいろいろあるのですね。
アオキの中毒物質は葉および果肉にあり、症状は嘔吐・下痢と。
仔犬は落ちた実も食べたかもしれません。
ついでにアオキについてまとめておきます。
アオキ
青木 ガリア科(アオキ科)アオキ属の常緑低木
学名: Aucuba japonica)
分布:日本の固有種。中国地方を除く関東以西の本州、四国。
これは「斑入りアオイ」という名で流通している園芸種です。
常緑の葉は光沢があり観葉植物としても普及しています。
愛知の庭でも丈夫で、剪定も簡単でしたから新しい庭にも2本植えました。
2018.12.15.
今年は奥の方にはまだ若い実がたくさん付いていましたが、全部採りました。
1株でこんなにたくさんの実!(2022.1.24.)
下の2本は昨年の実が落ちて発芽していたものです。
アオキは雌雄異株。これは昨年4月撮影した雄花です。
萼片4枚、雄しべ4本。雌しべはありません。
雌花は雄花より数が少なく、花序も小さい。
雄しべはなく萼片4枚と雌しべ1本のみ。
実が赤く熟して液化状の石果となります(愛知の庭)。
この実が落ちていたところは見ていません。ヒヨドリが食べるのでしょうか?
いずれにしても好奇心旺盛な仔犬が口に含まないよう、今年は全部捨てました。
アオキの隣のソシンロウバイの花も満開。
冬の庭にも春が近づいています。