2024年寒中の庭とアレチヌスビトハギ

2024年の庭は花いっぱいの紅白の侘助から始まりました。

それにしても、お正月にこんなに花が多いのは珍しいことです。

 

ツバキは陽が当たると葉が光ってしまうためなかなかきれいに撮れません。

花壇の花は寒さに強いビオラキンギョソウ

 

1月7日、散歩から帰った夫のズボンにひっつき虫がいっぱい!

初めはもっと付いていたようです。自分で取ろうと四苦八苦中。

荷造り用ガムテープはどうでしょう? 一つづつくっ付ければ取れます。

でも待って! こういうときはGoogle検索!

一番簡単なのは「ウェットティッシュ」と。

確かにお見事! さらさら取れました!

 

ひっつき虫の現場はすぐ近くのようです。私も確認に行きました。

広い空き地にススキやセイタカアワダチソウなどが枯れたままになっています。

奥に「薬王山明光院跡地」と書かれた石碑が立っていました。

この石碑の裏側の文字を読もうと近付いたら被害に遭ったそうです。

 

枯れ草の大半は背の低いセイダカアワダチソウ。

 

あ〜 これ! アレチヌスビトハギ!

この実がズボンに付いたのです!

 

まだ実がいっぱい残っています。

種子が2個並ぶのはヌスビトハギ、アレチヌスビトハギは4個以上が多い。

 

剥がした種子の大きさを測ると 7x4mm、拡大してみました。

表面に細かい鉤毛(カギケ)が密生。衣類に付いたら取れない構造です。

 

アレチヌスビトハギ

   マメ科の一年生草本

学名:Desmodium paniculatum

原産:北アメリカ 

日本では1940年大阪で確認され、関東以西に多く分布。

以下はかって愛知の庭で撮った画像です。

紅紫色のかわいい花が咲きます(2013.9.5.)。

 

3小葉の葉と茎(2013.9.5.)。

 

草丈1mほどに伸びて結実(2013.9.29.)。

 

ヌスビトハギの実は枝豆のような豆果ではなく、種子1個ごとに区切りがある節果です。

ヌスビトハギでは2〜3個連なりますが、アレチヌスビトハギでは4〜6個も連なります。

 

私のズボンに付いた果実(2015.10.2.)。

 

さて、庭では毎朝シモバシラの霜柱がいっぱいです。

今年の最低気温は12日の -4.9℃。

昨日の霜柱は正午まで残っていました。

これは1月10日8時50分に撮った南庭のシモバシラです。

 

大きいプランタービオラは朝は凍てて萎れています。

それでも昼頃になればしゃんとなって花を見せてくれるからありがたい。

後ろにアニソドンテアを試植しました。さあ、冬を越せますか、どうか?

 

アップルウオッチが歩行安定性が低いと通知してきます。

それでも寒さ対策のズボンを重ね履きして外に出れば元気が出ます。

杖を持って庭を1周。転ばぬように!