師走の庭 2023(シモバシラの霜柱)

つくばへ来て6度目の師走は今までで一番暖かく、風も穏やかでした。

この庭の冬の名物は「シモバシラの霜柱」、毎年載せるのもしつっこいかと躊躇いましたが、昨冬皆さんに励まされ恒例の冬の記事にすることにしました。

 

今年は花と氷華を並べてみます。

先ずは南庭の大株のシモバシラの花(2023.10.13.)。

今月は見られないかもしれないと面倒な落ち葉の処理を先延ばしにしていました。

 

12月23日、最低気温は−4℃、もう出来てもいい頃と株下の落ち葉を取り除きました。

予感的中、24日今年初の霜柱が出現!

でも昨年に比べて少なくて迫力がありません。周りの緑はキチジョソウ。

 

辛うじてこれだけという感じです。

 

しかし驚いたのは昨年ひとりばえで発芽した小さな1株。

10月24日にはこんな花が咲いていました。

 

この茎にむちむちと立派な糸巻きをいくつも作っていたのです。

 

さて、北側のシモバシラはどうでしょう? 

秋にはシロホトトギスとの共演が見事でした(2023.10.14.)。

 

こちらは落ち葉がかなり残っています。

昨年とは異なり、氷華が高くまで立ち上がっていました。

 

ツルオドリコソウの緑色の葉と紅葉した葉やツリバナの落葉が引き立て役です。

緑色の葉と真っ白な霜柱、こんなのもいいですね。

 

ヤマボウシの下で倒れて咲いたセキヤノアキチョウジ(2023.11. 1.)


その株元にも氷華が見られて驚きました。

それも右の大株ではなく、強剪定してしまった左の子株に3カ所。

 

今年は侘助が白花もピンクもたくさん蕾をもって咲いては落ちます。

まだフウチソウも枯葉の風情を楽しんでいました。

 

12月24日、霜柱を見たら元気が出て、新年の庭の準備をしました。

フウチソウを刈り、落ち葉や落ち花を片付け、居間から霜柱が見えるように。

10時作業終了。まだ霜柱は溶けずに残っています(つくばいの上)。

つくばいには落花などが氷漬けになっていました。


今年は周囲に転倒骨折者続出、明日は我が身と気を付けていたつもりでした。

ところが12月16日、脳貧血で倒れ、骨折は免れたものの、額と顔面を強打し眉部縫合、お岩になりました。

でもこうしてその8日後に寒い中で作業できたのは軽症の証、さらに霜柱の魅力がありました。

まだ今季は走りの霜柱。新春は暖かい居間からもっと大きい霜柱を見物したいものです。

 

今年はこれが最後の更新になります。どうぞ、良いお年をお迎えください。