つくば植物園には私が初めて見る植物がたくさんあります。
初めて見た日の感動をそのままその日に記事にするといいのですが、最近は何をするのも遅くなってなかなかブログが更新できません。
せめてそのいくつかを今年の最後に並べることにしました。
サクララン
花友さんのブログで初めて見た花が熱帯雨林温室にあるよう、手摺りに捉まりながらおそるおそる高い外階段を登りました。
花友さんのところはピンク、それでサクラランと思っていましたが、意外にも白色でした。中心部が少し赤い。(2019.11. 6.)
学名はHoya carnosa キョウチクトウ科のつる性植物です。
行儀良く畳まれた蕾が開きます。
花弁も葉も厚く蝋細工のような光沢があります。(2019.2.21.)
植物園の隅の目立たないところに絶滅危惧植物温室があります。
ここで偶々満開の オオシロショウジョウバカマに出会いました。
大切に育てられているのでしょう。
検索で見つけた自生のオオシロショウジョウバカマより豊かで舞台のバレリーナのように華やかです。
沖縄地方の奥地に咲くという絶滅寸前のこの花を温かい温室でこんなに簡単に見られて感激したものです(20190126)。
ハマトラノオ
砂礫地に清々しい青い花が並んで咲いていました(2019.10.24.)。
九州南西部などの海岸沿いの岩場に自生していたこの花も開発により絶滅が危ぶまれています。
コウヤボウキ キク科コウヤボウキ属の木本
見たかったコウヤボウキにも会えました(2019.11.26.)。
ロープよりかなり奥に植えられていて接写ができませんが、「頭花の直径1センチほどで、13個の白い筒状花からなる」そうです(朝日百科植物の世界1-196)。
昔 高野山ではこれを束ねて箒にしたとか、こんな華奢なものをと驚きました。
昨年2月、同じ場所で綿毛になっているところが写してありました。
これも絵になりますね。
オキナワハグマ キク科モミジバハグマ属の草本
今秋、絶滅危惧植物温室へ寄ったら咲いていました(2019.11.13.)。
コウヤボウキと同じような花ですが「頭花は3個の筒状花」が特徴です。
これは茎が帯化してしまったのでしょうか。
イガアザミ
花の少なくなった秋の植物園の山地草原のあちこちでアザミが元気に咲いていました。
名の如く葉の棘も蕾の棘も痛そうです(2019.10.24.)。
ナンブアザミの変種トネアザミの海岸型と。
ハマオケラ
これもキク科の多年草。
砂礫地にひっそり一輪咲いているのが印象的でした(2019.10.24.)。
雌雄異株と。実には綿毛がなく痩果だそうです。
クサボタン
クレマチス園の奥に大きな株を見つけました。
蔓は無く草木かと思ったら下部が木化していて半低木と。
クレマチスに比べ素朴な淡い紫色の花に魅せられますが、全草有毒だそうです。
センニンソウと同じく花後に白い髭のような綿毛のある実ができるようですが、ここはクレマチスの花が終ると閉鎖されるので見られません。
まだまだ、画像はたくさん残っていますが、今年はこれまでに。
この一年もたくさんのコメントをありがとうございました。
二人静かな(?)年末と元気な子供たちとの賑やかな新年になりそうです。
どうぞ 良いお年をお迎えください。