今年はつくば植物園の紅葉を楽しむことができました。
平日の静かな植物園、鳥のさえずりを聴きながら杖をついてゆっくり歩きます。
広い園内、体力的に一度に一周はできませんから今日はこちら、次はあちらと。
紅葉には難しいことは抜き、木の名前だけ確認してシャッターを押しました。
フウ
まずは植物園正門のフウの大木です(2019.11.21.)。
レモンイエローからオレンジへ暖かいグラデーション!
初めのプロムナード にはメタセコイアとセコイアの大木が並んでいます。
メタセコイアの柔らかい紅葉が楽しい。
幹が黒っぽいのが常緑樹のセコイア、明るいのがメタセコイアです。
イロハモミジ
池の向こうの東屋から紅の競演が始まります。
裏に回るとイロハモミジの紅があふれんばかり。
池の端にも枝を広げていました。
池にはカモやカルガモが自由に泳ぎ回っています。
コマユミ
一足早く紅葉したコマユミはもう終盤です。
山側では ヤマボウシが最盛期。
愛知の庭のヤマボウシはこんな色になったことがありません。
晴れた日のヤマボウシはより美しい。
カクレミノ
常緑広葉樹林に入りるとシイやカシが茂り、山道を歩く雰囲気です。
ここに意外にも明るい黄色が見えました。
カクレミノの古い葉が黄色になってから落ちています。
落葉広葉樹林
ひんやりしたモミやツガなどの針葉樹林を抜けると落葉広葉樹林に入ります。
樹々とりどりの紅葉や黄葉が楽しめます。
コクサギ
灰緑色というのでしょうか、こんな白っぽい黄葉は初めて見ました。
ハウチワカエデ
これは華やか、賑やかな赤です。
イタヤカエデ
イチョウのような黄葉。
メグスリノキ
渋い赤に魅せられました。
ウワミズザクラ
穏やかな暖かい色。
カツラ
一番奥のブナやイヌブナの林に近づくと何か甘い匂いが漂ってきました。
ひょっとしてこれがキャラメルの匂い?カツラの木があるのでしょうか?
大当たり! カツラの名札もありました。
でももうほとんど落葉したよう、上の方にわずかに黄褐色の葉が残っています。
地面には裏が白っぽいカツラの葉が重なり合っていました。
香りはこの辺りから発生しているようです。
前から気になっていたカツラの匂い、やっとはっきり感知することができました。
これは11月13日に撮った池の辺りのカツラ。
意識して匂いをかぎましたが、はっきりしませんでした。
息子の家の庭のカツラも何も匂いません。若い木は匂わないようです。
ブナ
渋い黄褐色、さすがに貫禄があります。
帰り道の低木林にはシモツケが美しい赤を楽しませてくれました。
まだまだ写真はありますが、長くなりましたのでここまでに。
静かな植物園を歩くと いつも幸せを感じます。