キレンゲショウマ
黄蓮華升麻 アジサイ科キレンゲショウマ属の多年草
学名:Kirengeshoma palmata
前回つくば植物園のキレンゲショウマを載せましたが、この花は愛知の庭にもありました。
→ 夕菅の庭「キレンゲショウマ」
しかし毎年きれいな花を見るには至らず、暖地では無理と半ば諦めていました。
こちらへ来た翌秋(2019年)、野菜市場の傍の園芸店でキレンゲショウマと書いたポットを見つけ、2個衝動買い。北側通路脇に植込みました。
翌2020年春2株とも元気に芽生え、掌のような葉を展開。
7月28日1花開花しました。
ところが愛知でも取り憑かれた「クロウリハムシ」に食害され、この1花が咲いただけで終了しました。
そのまま放置していたら今春2株とも元気に発芽しました。
2021年5月8日。
中央に小さな蕾を見つけました。
7月31日 蕾をつけた茎が光を求めて木塀の外に伸び出しています。
8月25日 たいへん! またクロウリハムシの襲来!
何十匹かの虫がいて、人の気配がするとたちまち飛び立ってしまいます。
後に残るのは ほんの例外!
柔らかい葉から食べられます。蕾まで!
虫が逃げ去った後の葉、私がいなくなると虫はすぐ戻ってきます。
無農薬を心掛けてきた庭ですが、我慢できず、とりあえずハマキムシに使った薬の残りを撒いてみました。
9月13日、薬は9割くらい効いたようです。
ツリバナの葉影でクロウリハムシの被害を免れた蕾が大きくなってきました。
9月17日、辛うじて開花。クロウリハムシはツリバナの葉は食べません。
下の方にもうツリバナの実が開いていました。
その下はカンアオイです。
ツリバナの実。
キレンゲショウマの花はいつも半開。
下から覗くとやっと雄しべが見えます(9月17日)。
9月19日朝、落下した花弁5枚がきれいに下の葉の上に並んでいました。
雄しべは15本、雌しべの花柱は2本に見えますが、拡大してよく見るとやはり3本です。
まだ蕾もありますが、クロウリハムシもいて心配です。
玄関の横が突如明るくなりました。
植えた覚えがないのにナツズイセンが咲いていたのです。
たしかにここには一時、何かわからぬ大きな葉が出ていました。
前の土地所有者が植えられた球根が残っていたのでしょう。
ダンドク
檀特 カンナ科ダンドク属
昨年咲いたダンドクは寒波で株ごと枯れてしまいましたが、埋めてあった種子は芽を出し、また元気な花を咲かせました。
常緑ヤマボウシの根元に細い葉が出て淡いピンクの細かい花が咲きました。
パッパッと開く線香花火のような花です。
つくばでは道端に野草として咲いていますが愛知では見たことがなかったのです。
このところ少しバタバタしていましたが、植物の世界に戻ると落ち着きます。