つくばでの楽しみの一つはつくば植物園にあるシモバシラの霜柱を見ることでした。
シモバシラの霜柱はかっての夕菅の庭の冬の名物、関東では見たことがない方が意外に多いのを不思議に思っていました。
愛知県の夕菅の庭では1月の朝−2℃以下になるとシモバシラの霜柱ができました。
シモバシラの霜柱 2017:はるなつあきふゆ夕菅の庭:So-netブログ
筑波実験植物園は国立科学博物館が植物の研究を推進するために昭和51年に設置された植物園で、敷地面積約14万㎡、およそ三千種類の植物がみられるそうです。
平成16年、植物園の通称が「つくば植物園」に決定されていましたので、このブログではその名で記載します。
今年は思わぬ暖冬ですが寒中のつくばでは時々−3℃以下なります。
1月に植物園を訪れた時受付で聞いてみますと「12月にはできたのですが.......」と。
1月は雨が降らず、うちの庭は乾燥著しく植えたばかりの庭木が按じられ、真冬の水撒きを初体験しました。
これではシモバシラも吸い上げる水が無いのかもしれません。
2月1日の夜、雪の少ないつくばにこの冬初めての雪が少々降りました。
翌朝雪解けの水で霜柱ができていないかと9時の開館を待って植物園へ。
日陰にはまだ雪が残っています。
この植物園にはシモバシラが2箇所で育てられています。
ここは池の近くで上には細い水路もある日向です。
こちらより暖かい愛知県の庭では寒さが厳しい頃にも繰り返しできたのですが.........。
期待はずれ! 一見白い塊はありません。
それでも枯れた茎の根元を注視しますと?
ありました!
小さくて溶けそうな霜柱ですが、よく見るとあちこちにあります。
自分の庭のように近づいて接写ができなくて残念です。
ここにもひとつ。
上段のシモバシラは日当りが良い場所にあるため霜柱は皆無でした。
この後、ボランティアで案内をなさっている方が12月に撮られた見事な霜柱の画像を見せていただきました。
今冬はもう無理かもしれません。