1月24日の午後、今年初めて植物園に出かけました。
春の訪れを真っ先に告げるのはウメ。
まずは教育棟のすぐ前の「ウメの園芸品種」です。
淡いピンクのやさしい花です。
中央広場のやや濃いピンクの「ウメの園芸品種」は丁度見頃でした。
後ろのシャリンバイの濃い緑の葉が引き立て役です。
このウメは毎年新年の華やぎを任されています。
ショクダイオオコンニャクの発芽
この日の目的は昨年5月記事にしたショクダイオオコンニャクの2世を見ることでした。
まず初めに5月19日に小さい株が開花。5月20日花粉採取し保存。
5月27日、この日開花した大きな株の花に小さい株の花粉が人工授粉されました。
夜中の高所作業、その努力は報われ、受粉成功!
赤い実が次第に大きくなり 736個結実。日本で初めての快挙です!
後ろは未開花のショクダイオオコンニャクの幹と葉。
11月10日、初収穫、種子を試し播き。
大きい果実は3〜4cm。中に柿の種のような種子が1〜3個あるそうです。
食べると初めは柿のように甘く、次いで刺激感(シュウ酸カルシウム)があるよう。
12月12日、出芽確認。
球根が小石川植物園からつくばへ来て15年、待ちに待った快挙です。
ここに至る詳しい経過はつくば植物園のHP の「コンニャク日記」から見ることができます。
1月24日の苗です。まだ華奢ですね。
(コンニャク日記1月13日の情報では9個出芽したそうです。)
これは近縁種のムカゴコンニャクです。
ショクダイオオコンニャクの近くで華やかな花が咲いていました。
テコマンテ デンドロフィラ
ノウゼンカズラ科テコマンテ属の蔓性木本植物
学名:Tecomande dendrophila
分布:ニューギニア
蔓は上に向かって繁茂し手すりに絡んでいます。
大きな美しい花です!
発育旺盛、向かい側にまで蔓が伸びていました。
さすがノウゼンカズラ科です!
温室の外の寒風吹き抜けるところに毎冬咲くサボテンがあります。
今年はまだ蕾でした。
マミラリア・ハフニアナ
原産地:メキシコ
こちらの2花は辛うじて開花中。
昨年は1月21日に満開でした。
よりによってこんな寒中になぜ開花するのでしょう?
マミラリアの仲間にも渋い色の花もありました。
毎日でも植物園を散歩したいのですが、もう体力がついていきません。
これぞフレイルと自覚する日々です。
条件が良い日に、歩ける範囲で楽しませていただこうと思います。